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ペットロスになったときと、防ぐための対策とは

犬と家族

一緒に過ごした愛犬との別れによって、ペットロスになる人が増えています。生き物には寿命があり、愛犬にもいつか命の終わりが訪れることは分かっていても、癒してくれた日々を思えば、喪失感を感じるのは仕方ないことです。今回は、ペットロスになったときの対処方法と、なるべくロスを防ぐための対策についてご紹介します。

ペットロスになったらどうする?

感情を押し殺さないことが大切

ペットロスに陥っても、最終的に立ち直るためには、自分自身の力がなければいけません。とはいえ、大好きだった愛犬を亡くして、すぐに立ち直ることは困難です。だからもしペットロスになったときは、悲しいという気持ちをあえて解放することで、立ち直るきっかけを作りましょう。

泣きたいだけ泣く

辛い、悲しいという感情は押し殺すと、どんどん内側へ溜っていき、しこりとなって残る場合が多いです。そうならないためにも、愛犬を亡くしたときは、我慢せず、泣きたいだけ泣きましょう。

周囲の人を頼る

ペットロスを克服するための手段の一つとして、もし周囲の人で話を聞いてもらえる人がいれば、思う存分頼りましょう。話すことで、気持ちの整理もつきます。話を聞いてもらう人は家族でもいいですが、愛犬への思いや立ち直りのスピードは、家族であっても違うことがあります。だから次のような人を頼ってみるのもおすすめです。

  • 専門のカウンセラーに話を聞いてもらう
  • 同じようにペットロスの経験を持つ人に話を聞いてもらう

最近は、ペットロスになった人のために、動物病院でペットロスをサポートするための専門のカウンセラーが配置されていることがあります。また、インターネットを検索すれば、動画やブログを始め、ペットロスを経験した人の交流サイトも見つけることができます。周囲で気持ちを共有できる人が見つからないときには活用してみるのも1つの手段です。

無理に克服しようとしない

いつまでもクヨクヨしていられない、と思っても、悲しい気持ちから立ち直るためには、人それぞれ必要となる時間が違います。人によっては、ずっと引きずるかもしれません。ですが、無理にペットロスを克服しようとしなくても構いません。ペットロスが起こるのは、それだけ愛犬に対する愛情があるということだからです。無理に忘れようと思ったり、辛い気持ちを克服せず、愛犬の死を受け入れるだけでも十分です。

ただ、克服はしなくてもいいですが、毎日食事をし、眠れなくても横になり、時には軽く運動をしたりして、徐々に普段の生活を取り戻していくことは大事です。

行動することでペットロスを乗り越える

愛犬への気持ちを形にしてみる

ひたすら泣いたり、話を聞いてもらったりしてペットロスを乗り越えたり、乗り越えなくとも受け入れる方法以外に、何か行動してみるという方法もあります。愛犬への気持ちを、違う形で表現することで、ペットロスから立ち直れることもあります。

愛犬への思いをグッズで表現する

アルバムを作ったり、犬用のグッズを作ったりして、気持ちを形で表現すると心が落ち着くことがあります。モノを作るのが苦手な人は、愛犬への思いを綴ってみてもいいかもしれません。「まだあの子にしてあげられることがある」と思うことが支えになれば、ペットロスから立ち直るきっかけになるのではないでしょうか。

花を育てる

愛犬のことを思い出しながら、花を育てるという立ち直り方もあります。タネから育てれば、それだけ花に対する愛情も増しますし、育った花を愛犬のお墓や仏壇に供えてあげることもできます。

お葬式をして区切りをつける

愛犬が亡くなったあと、お葬式を行えば気持ちの整理がつくこともあります。人と同じように、ペット霊園などで火葬し、お骨を埋葬することで、愛犬の死を受け入れるきっかけにもなるでしょう。

ペットロスを防ぐための対策

事前に心づもりをしておく

ペットロスの予防は、事前にある程度心づもりをしておくことで多少は和らぐ可能性があります。ショックを減らすためにできるペットロス対策をいくつかご紹介します。

「やり残し」を減らす

愛犬の命にはいつか終わりが来るものです。徐々に訪れる場合は心づもりができるかもしれませんが、ある日突然起こることもあります。だから、「いつ終わりがくるかわからない」ということを常に頭の中に置いておくことが大切です。そして、やり残しが少しでも起こらないよう、できることはしてあげましょう。続けることで、明日もし愛犬がいなくなっても多少は後悔することを減らすことができます。

愛犬に依存しない

愛犬のことを大切にすることは大切ですが、常に一緒に行動する、という人はペットロスになりやすい傾向があります。特に、「犬を一人にさせるのが不安」といって出かけるときはもちろん、留守番もさせず、夜も一緒に寝ている、という方はかわいがっているというより、依存に近い状態になっている可能性があります。

依存は、すればするほど失ったときの喪失感も大きくなります。愛犬が心の癒しになるのはいいことですが、離れられないほどの状態になっているなら、一度関係を見直してみましょう。自分のためにも、犬のためにもいいことがあります。

信頼できるかかりつけ獣医を持つ

愛犬を亡くしたとき、「もっと治療できたのでは」という後悔を減らすために、かかりつけの獣医を持つこともおすすめです。最終的に愛犬が亡くなったときも、信頼できる獣医が手を尽くしてくれた、自分も出来る限りのことをして看取れたと思えれば、悲しみからも立ち直ることができます。

信頼できる獣医であれば怒りも起こらないはず

愛犬の具合が悪くなってから病院にかかった場合、信頼関係を築けていない獣医が相手では「もっと治療の仕方があったのでは」と愛犬が亡くなったときのやり場のない悲しみが、獣医への怒りにかわることがあります。日ごろから診察を受け、定期健診はもちろん、病気を発見したときは親身になって治療をしてくれたり、納得いくまで説明できるような獣医を見つけておくことで、その感情を抑えられることもあります。

多頭飼いをする

余裕がある人であれば、少々強引なペットロスの予防方法として、多頭飼いという選択肢もあります。愛犬がなくなっても、他に飼っている犬たちがいれば、悲しみも多少は癒されることがあります。

早めに次のペットを見つける

「次のペットを飼うなんて、愛犬に申し訳ない」と思われる方もいるかもしれません。ですが、いつまでも飼い主が落ち込んでいることも、愛犬にとっては悲しいことのはず。新しい命と再び生活を共にすることで、気持ちが前に向く可能性もあります。

ペットロスになったらとことんまで落ち込んでよし

ただ日ごろから心づもりはしておくことが大切

家族の一員であり、時には家族以上に癒してくれる存在の愛犬が亡くなったときは、強い悲しみが生まれて当然です。ペットロスになるのも仕方ありません。だからしばらくは思う存分泣いて、愚痴っても構いません。あるいは、愛犬のことを思いながらアルバムなど思い出に残るものを作ったり、グッズを作ってみるのも一つの方法です。何か行動することで立ち直るきっかけが得られることもあります。

ペットロスは無理に克服する必要はありませんが、愛犬の死を受け入れつつ普段の生活も続けることが大事です。できるだけショックを和らげるためには、「いつ終わりが来るかわからない」という気持ちをどこかに持っておいたり、日ごろから愛犬に依存しすぎないこともポイントです。また、信頼できる獣医を見つけておくと、病気などで愛犬が亡くなった場合の後悔を和らげる効果も期待できます。

最終的には自分自身の力でしか、立ち直ることはできません。ですが、何か支えとなるものを作ったり、見つけておけば、ペットロスからの回復を早めることができるのではないでしょうか。

ペットロスになった時と、ならないための対処方法

  • ペットロスになったら、思う存分泣いたり、周囲の人を頼って話を聞いてもらおう。
  • 愛犬のアルバムや犬用のグッズを作ったり、お花を育てるなど行動することでもペットロスから立ち直るきっかけが生まれやすい。
  • 依存しすぎてはいけないが、日ごろから後悔しないよう、愛犬にしてあげられることはしてあげることで、強いペットロスを防げる可能性がある。
  • 病気になった時精一杯のことをしてあげられるように、信頼できるかかりつけの獣医を持とう。
  • ペットロスは、無理に克服する必要はないが、受け入れて、日常を取り戻すことも大切。

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