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飼う前に知っておきたい、猫のこと|性格、特徴、種類について

猫の性格特徴種類

猫のふわふわした体つきや、なんとなく凛としたたたずまいに惹かれる方も多いのではないでしょうか。見た目もかわいい猫ですが、飼う前にどんな性格なのか、猫の特徴や種類についてある程度頭に入れておきましょう。

知っておきたい、猫のこと

家に迎える前に、よりスムーズになじめるよう、猫がどんな動物なのか知っておきましょう。

猫ってこんな性格!

気分屋、動きが俊敏など人によって猫に対するイメージはさまざまです。そこでまずは、一般的に猫がどういった性格なのかをまとめてみました。

基本的に自分のペース

猫の性格はとにかくマイペース。犬であれば順位付けをして人間をリーダーと認めてくれることもありますが、猫はそういった主従関係を結ぶことはほとんどありません。時々すりよってご飯をねだったり、遊んでほしいと甘えてくれることはあるものの、自分のペースで自由に過ごすのが猫流のスタイルです。そのため、ペースを乱されることをとても嫌います。

自分の「テリトリー」はすごく大切

犬の場合は群れを作って集団で生活してきた歴史がありますが、猫の場合はそうではありません。猫の祖先は「プセウダエルルス」を始め色々な祖先が考えられていますが、基本的に単独行動で狩りをしながら生きてきたと言われています。だからこそ、自分の縄張りに対する意識を強くもっています。それを主張するため、マーキングなど自分のニオイをつける行動もよく見られます。そして急な環境の変化や騒音などによって、いつもの自分の生活が乱されたり、何かが身に降りかかることをとことん嫌います。

走るのもジャンプも得意!

猫の運動神経はとてもよく、走ったりジャンプするなどの身体能力が高い動物です。あっという間に高いところにのぼったり、ある程度高さがあるところからもジャンプして身軽に着地することができます。また、バランス感覚にも優れているため、家具などを上手につたって歩いたり、細い道なども気にせず軽々と渡ったりすることができます。

とっても繊細な性格と猫の優れた感覚

猫は縄張り意識が強い分、そのテリトリーにちょっとでも変化があるととても敏感に反応する、繊細さを持っています。

五感がとても優れている

私たちも猫も、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚という五感を持っています。ただ、同じように持っていても猫の方が何倍もその感覚は敏感。特に聴覚は抜群に優れていると言われています。

人間には聞こえない音も聞き取れる

猫が聞き取れる音の周波数はとても幅があり、特に高音を聞き取る力に優れていると言われています。そのため、人間には聞き取ることのできない高音も、猫には聞こえている可能性があります。内緒話のように小さい声で話していても、実は猫には丸聞こえなのかもしれません。さらに、音がする方向や、距離まで感じ取れる能力ももっています。

視野は280度!

人間の視界が約210度と言われるのに対し、猫は280度くらい見えるようです。後ろからそっと近づいてもすぐにバレてしまいそうですね。また、視力は人間ほどではないものの、暗いところではよく見えると言われています。動体視力もいいので、まさに獲物を狙うにはうってつけの目を持っていると言えます。

感覚の生命線!おヒゲはとっても大事。食べ物はニオイで判断することもあります

猫の顔を書くとき、必ず書く「ヒゲ」。長くてぴくぴく動いてとっても特徴的です。実はこのヒゲ、猫にとってはとても大切な存在です。というのも猫の髭の根元には多くの神経が集中しているのです。ヒゲの先端で何か触るとすぐに察知できるようになっているので、猫はそれを頼りに行動しています。そのため、もしヒゲをカットしてしまうと、この間隔が狂ってしまうことに・・・お手入れの際は十分注意しましょう。

また、「猫はグルメ」と言われることがありますが、人と同じように舌には味を感じる細胞があります。そのため、「おいしい」「おいしくない」程度は感じ分けることができます。ただ多くの場合は、ニオイで食べ物を判断しています。

猫を飼う前に家族会議をしよう!

ペットとはいえ、猫だって一緒に暮らし始めたら家族の一員です。飼うからには、責任を持って最後までお世話をしなければなりません。そのためには家族みんなで事前に猫について知り、話し合ったり決めておきたいことがあります。

どんな猫を飼うか共有し、それぞれの役割分担も決めておこう

猫といっても、大きさや種類はさまざまです。家族みんなでどんな猫を飼いたいかイメージを統一させておくことも大切です。

毛の長さや色のイメージを共有

猫は種類によって、長毛種と短毛種とに分かれます。長毛種であれば、見るからにふわふわ、モフモフと優雅な印象でその毛並みを診ているだけでも楽しめます。ただ、その分毛玉ができやすく、常にお手入れが必要です。日ごろからブラッシングなどもしてあげなければいけません。対する短毛種は毛が短い分、比較的ブラッシングなどの手間は少なくすみ、シャンプーをしたとしても乾かしやすいメリットがあります。

毛の長さだけでなく、毛の色も様々です。真っ白の猫もいれば、真っ黒な猫もいます。あるいはグレーだったり、はたまた白と黒、茶色が入り混じっていることもあります。白い猫は神経質な場合が多いと言われていたり、黒い猫は苦手な人もいたりと人によって好みもさまざま。まずは、家族全員でどんな猫を飼いたいか、まずはイメージを共有するようにしましょう。それがスムーズなお世話にもつながります。

体型や性別も考えておこう

猫も食生活や環境によって太ったりやせたりはしますが、基本的に元々でっぷりした体型になる種類や、スラッとスマートな体型が特徴の猫がいます。思い切りモフモフしたい!ということであれば、メインクーンやラグドールといった、なるべく大きくなる猫を選んだほうがいいかもしれません。あるいはコロコロといつまでもかわいく遊んでほしいということであれば、アビシニアンや日本猫のメスなど、比較的小型の猫を選ぶ方がいい場合もあります。

さらに、オスかメスか性別も決めておく方がベターです。オスの方が比較的甘えてくれる確率が高いと言われていますが、その代わり去勢したあともマーキングする可能性があります。オスを飼う場合は、家の中でマーキングされないよう、十分に工夫する必要があります。

猫を迎えてからはみんなで役割を分担しよう

猫を迎え入れたら家族の一員、誰か一人がするのではなく、みんなでお世話をするのが一番です。ご飯、お手入れ、トイレの掃除など、あらかじめ役割を分担し、家族みんなで育てる意識を持ちましょう。また、猫は成長するにつれて部屋の中を自由自在に駆け回るようになります。そして、普段人間だけなら気にならないようなことが、猫にとっては事故につながる危険なモノになる可能性もあります。怪我をさせないためにも家の中は常に整理整頓しておく必要があります。そうした意識も共有することが大切です。

家族みんなが猫の特徴を知っておこう

猫はかわいい見た目とは裏腹に、意外とマイペースで縄張り意識が強く、犬のようにべったり甘えたり、なついてくれることはあまりありません。そうした猫の性格を、家族みんなが事前にある程度知っておく方が、よりスムーズな同居につながります。

どんな猫を飼いたいかイメージを共有しておこう

猫の性格や運動神経の良さ、五感の鋭さなどといった基礎知識とともに、実際どんな猫を飼いたいかというイメージは、みんなで共有しておくことが大切です。例えば、歩くたび毛がふわふわと揺れるような長毛種がいいとか、それともスラリとした短毛種がいい、といったイメージです。あるいは、こんな色の猫が飼いたい、というイメージでも構いません。一緒に暮らし始めれば家族みんなでお世話をすることになります。そのために、家族みんなでイメージを共有したり、役割分担など協力し合うことはとても大切なことです。

この記事のポイント

今回の記事のポイントは次の通りです。

  • 猫はマイペースで縄張り意識が強く、運動神経が抜群!
  • 猫はとても敏感で、少し環境が変わるだけで落ち着かなくなる繊細さも持ち合わせている。
  • 猫の五感はとても発達しており、特に聴覚や視覚など、人間より優れている部分も多い。
  • 猫を飼う前に、家族みんなでイメージを共有し、役割分担を決めておこう

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