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「猫と暮らす日々」住みやすい生活環境や気に入るような部屋づくりを

猫家づくり

猫は繊細で、自分の居場所をとても大切にする動物です。家に迎え入れることが決まれば、さっそく猫が住みやすい家づくりに取り掛かりましょう。今回は、猫が気に入るような部屋づくりの仕方をご紹介します。

「猫専用」スペースを作ろう

家に慣れるまでは、サークルを使って「猫専用」のスペースを用意します。

サークルの中は必要なものを完備する

家に来てすぐは環境の変化から猫はストレスを感じたり、とても疲れていることがあります。そのため、慣れるまでしばらくの間はサークルの中でゆっくり休んでもらいましょう。そのために、サークルには次のようなものを設置して、必要なことはサークルの中で済ますことができるようにしておくことが大事です。

ある程度動けるスペースがあるサークルを用意

猫用サークルやケージはたくさんの種類がありますが、ある程度動けるスペースを設けられればOKです。1段のものでもいいですが、猫は高いところが好きなので上下に動けるよう2段くらいの高さになっているものを選ぶ方がより猫にとってはいい環境になります。中には成長に合わせて、縦向きにケージを広げて3段くらいの高さにできるようなタイプもあります。適当な大きさが分からないときはペットショップの店員さんに相談してみるのもおすすめです。

トイレの中にトイレ、ベッド、爪とぎを置く

サークルの中にはトイレとベッドの他、猫にとって必需品でもある爪とぎを忘れずに置きましょう。

新鮮な水は常備する

ノドが乾いたらいつでも飲めるよう、サークルの中には新鮮な水を常に置いておくようにします。

トイレ置き場は最初が肝心!季節ごとの配慮も忘れずに

サークルの中に置くものとして、特に重要なのがトイレを置く場所です。さらに、夏や冬はそれぞれ通常の用意に加えて季節ごとの対策が必要です。

一度トイレの場所を決めたら動かさない!

一般的に猫は、犬に比べてトイレの場所を覚えるのが早いと言われています。ところが、一度覚えた場所から移動すると混乱してしまうことがあります。簡単に覚えてくれる反面、覚え直すのは難しいということですね。そのため、最初のトイレを置く場所はとっても大切です。そして一度置いたらそこから動かさないようにしてあげましょう。

夏場は湿度対策、暑さ対策が必要

猫は人間のように汗を出して体温調整をすることができず、子猫の場合は特に困難です。そのため、こちらで快適な空間を作ってあげる必要があります。梅雨時のじめじめした空気は、猫の皮膚を弱らせることもあるので、除湿するなど湿度調整をしてあげましょう。また、夏は暑いからといって室温を下げすぎるのもいけません。適温は25度前後と言われていますが、温度差があるのも負担になるので冷却グッズなどを活用して適温を保ちましょう。

冬場は防寒対策と加湿が必要

夏と違って冬になると、体が冷たくならないようできるだけ部屋を暖かくしておきましょう。夏場のように湿度がありすぎてもいけませんが、冬は冬で乾燥しすぎてもいけません。乾燥しているな、というときは加湿器などを活用して、快適な空間づくりをしてあげましょう。

猫の住みやすい環境を整えよう

ある程度猫が家に慣れてきたら、サークルの外に出して自由に動き回らせてあげましょう。それまでに、猫が気に入ってくれるような環境を整えておくことをおすすめします。

安全で楽しい家づくり

猫は好奇心の赴くまま行動することもしばしば。危険につながりそうなところは解消し、猫が楽しく遊べるような家づくりを考えてあげましょう。

家具はなるべく縦向きに配置

一般的に猫は高いところもへっちゃら。軽々上ったり、下りたりを繰り返します。そうして猫が思うように上り下りできるよう、家の中の家具はなるべく高さや段差ができるような配置に変えてみてください。可能であれば猫タワーを設置してあげると、それだけでも十分に楽しんでくれます。

危険になりそうなところはカバーを

お風呂やゴミ箱など、猫にとって危険になりそうなところは先回りしてカバーをしておくことも必要です。あるいは、猫が立ち入る場所には置かないようにすることも大事です。猫にとっては、狭いところや細い通路も猫にとってはなんのその。軽々侵入してしまうことがあるので、十分に注意しましょう。

他にも、猫にとって本能をくすぐられる電気コードは、見えない位置にまとめておくのが鉄則です。さらにジャンプしたときやイタズラしたときに、落下したり、物がぶつかったりしないよう常に整理整頓しておくことが必要です。

勝手に飛び出さないよう戸締りはしっかりと

交通量の少ないところや、周りが畑や田んぼで安心、といった地域なら問題ないかもしれませんが、基本的には戸締りはしっかりして勝手に外に出ないようにしておきましょう。猫はちょっとのすき間があれば外に出ることができるため、一度開け方を覚えると自分で戸を開いて出ていくこともあります。交通量の多い場所などでは危険も多いので、そういったことがないよう窓や網戸は開けっ放しにしないようにしましょう。

猫が来たらしてあげたいこと

家に連れて帰ってきたら、すぐに行いたいことと、環境に慣れてからしてあげたいこととがあります。

食事や掃除は忘れず日課に、お手入れは状況に合わせて定期的に

猫を飼うとなれば、食事から健康チェックまでさまざまなお世話をすることになります。

食事やトイレの掃除は毎日欠かさずに

来てすぐにスタートする日課は食事とトイレの掃除です。子猫の場合、一食でも食べ損ねると死活問題です。しっかりと育ってくれるよう、食事の用意は忘れずに行いましょう。それと同時にトイレの掃除も日課として行う必要があります。猫はきれい好きな子も多く、汚いと使わなくなってしまうこともあります。そうした心配をなくすためにも、こまめに掃除し、清潔にしておいてあげましょう。

慣れてきたらブラッシングや健康チェックを

家に慣れてサークルの外に出るようになったら、触れ合う時間も増えてくるはず。そうなれば、できれば毎日ブラッシングなどのお手入れをしてあげましょう。それがスキンシップの一つにもなり、こまめにしてあげることで健康かどうか、いつもと違うところがあればすぐに気付くことができます。

忘れず定期的に行いたいこともたくさん

毎日ではなくとも、定期的に行いたいのがサークル内の掃除です。汚れた状態のサークルで過ごさせることはかわいそうなので、適度に掃除をして清潔を保つようにしましょう。また、爪のお手入れなど部分的なお手入れも、気づいたときにしてあげてください。さらに、成猫になっても年1回はワクチンの接種や健康診断を受けることが大切です。

ストレスなく猫が暮らせる部屋づくりを

猫は自由気ままな性格ですが、繊細な感覚も持ち合わせています。安心して暮らせるように、住みやすい環境を考えてあげることはとても大切なことです。

一度決めたポジションは動かさないようにするのが吉

環境の変化に敏感な猫なので、トイレの位置を始めとして、猫がそれで一度落ち着いたら、なるべく家具などを動かさないほうがベターです。また、体温調節ができない体質なので、家の中は常に適湿適温を保てるよう工夫することが大事です。さらに、猫にとって危険になりそうなことがあれば、気づく限りの範囲で取り除いてあげるようにしましょう。

家に来てすぐは食事やトイレの掃除をするくらいですが、慣れてきたら家の中を自由に動き回ることになります。そうなれば、コミュニケーションを取る機会も増えるので、ブラッシングなど健康チェックも行うようにしましょう。

この記事のポイント

今回の記事のポイントは次の通りです。

  • 猫が来てすぐはサークルによって猫専用スペースを用意しよう。その中にはベッドを始め、トイレや爪とぎなど生活に必要なモノを置いておこう。
  • トイレの場所は特に、一度決めたら移動しないようにしよう
  • 猫は体温調節ができないため、暑さ対策や寒さ対策は万全にしておこう。
  • 慣れてきたらサークルから出して自由に動き回らせよう。それまでに家の中を整理したり、家具の配置を考えたりして猫が気に入るような環境に整えておこう。
  • 来てすぐ始める日課、慣れてきてから始めるお手入れ、定期的に行いたいことなどを確認しておこう

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