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猫を飼う費用はいくら?健康維持にかかる金額とは

猫とお金

猫を飼うとなれば、一体いくらくらい費用が必要になるのか、ある程度知っておきたいですよね。今回は、猫の健康を維持するために必要なモノやコトとそれぞれの金額についてご紹介します。

猫を飼うと毎日必要になるモノと費用は?

猫の長寿化が進む中、なるべく多めの見積もりが必要

まずは猫を飼うにあたって必要なモノ、飼い出してから毎日必要になるモノとそれぞれにかかる費用を見ていきましょう。

毎日必要!ご飯とトイレ砂

猫を飼うとなれば、毎日必要になるのがご飯とトイレ砂です。どちらも、値段はピンからキリまであり、一つひとつは少額でも、積み重なると結構な金額になります。ご飯やトイレ砂など、毎日必要なモノの場合、次のような方程式に当てはめて考えることになります。

  • 毎日の費用×365日×猫の寿命

一般社団法人ペットフード協会による、「全国犬猫飼育実態調査」のデータによると、猫のご飯に対する1カ月分の支出は、全体で平均3,180円だったそうです。1頭だけなら多少平均より金額は下がると思われますが、1年で換算するとご飯代だけで40,000円弱にもなります。おやつも与えるとなると、さらに必要ですね。

トイレについては、1カ月500円程度で収まる家庭もあるようなので、年間6,000円~8,000円ほどが相場と言われています。

猫のおもちゃなどの日用消耗品代

猫のおもちゃは、ペットショップやインターネットサイトを始め、100均などでも手に入れることができます。平均単価は1,000円前後ですが、100均を上手に活用すれば1カ月300円ほどで納めることもできそうです。もちろん、大がかりなおもちゃを買えば値段は跳ね上がります。他にも日用消耗品代として、消臭スプレーなどを飼うとなれば、こちらも1カ月1,000円ほど見ておくことになります。

初期費用で必要なモノ

猫を飼うとなれば、保護猫や里親募集から譲り受ける猫でない限り、5万円以上は必要です。さらに、準備物としても、必要なモノが結構たくさんあります。一例をあげてみました。

  • サークル
  • キャリーケース
  • キャットタワー
  • 爪とぎ
  • トイレ
  • ご飯皿、水入れ

サークルは猫が落ち着くまで過ごすのに必要なモノですが、用意されない方もいるようです。用意される場合は、小さなケージであれば3,000円台から、しっかりしたサークルになると10,000円以上するものもあります。キャリーケースは予防接種など外出する際、猫が脱走するのを防ぐのにも必要です。予算としては3,000円~4,000円ほど見ておくと安心ですが、最近ではリサイクルショップで見つかることもあるそうなので、のぞいてみてもいいかもしれません。

猫の習性として爪とぎをしますが、爪とぎ器を用意する場合は1つあたり500~1,000円くらい、爪とぎつきのキャットタワーであれば3,000円くらいからの予算が必要となることが多いです。トイレも同じく2,000~4,000円ほどが相場のようです。ご飯皿と水入れに限っては、100均でも手に入りそうですが、材質などにこだわる場合は相応の予算を見ておかなければなりません。

猫の健康維持のためには病院費用が意外と必要!?

予防接種や定期健診など健康維持に欠かせない費用

猫は生まれてから少なくとも3回はワクチン接種が必要と言われ、その後も年1回予防接種を受けることが望ましいとされています。さらに、高齢になればなるほど、こまめな定期検診が必要です。保険がきかないことの多い猫だからこそ、病院代が意外と高くなります。

年に1回のワクチン代と定期健診代の用意が必要

ワクチン代は3,000~5,000円と地域によって負担金額が異なるようなので、かかろうと思う病院を見つけて、予め確認しておくことが最善策です。定期検診の場合は、平均5,000円ほどが相場ですが、検査の内容などによって10,000円ほど必要になることもあります。連れていく際はお財布に余裕がある方が安心できます。

定期検診は、若い頃は年に1回で十分ですが、猫が高齢になればなるほど、半年に1回、1~2カ月に1回とこまめに診てもらうことが大切です。獣医と雑談をするだけでも病気が見つかる可能性があるからです。行くたびに診察代はかかりますが、猫の健康のためと思えば仕方ないですよね。

治療費は高額になりやすい!ペット保険も視野に

当たり前ですが、猫は健康保険が使えないため、ほとんどが実費です。実費だと、例えばノミダニの予防薬などを処方してもらおうとすると10,000円ほどかかることがあります。さらに、何か病気やケガをした場合には、もっと高額な費用がかかる可能性もあります。そこで、猫を飼う人の中には、ペット保険に加入するという人も増えています。月々の負担は増えますが、万が一のことを考えて加入しておくと安心にもつながります。

去勢・避妊手術代も必要

猫は去勢・避妊手術をするなら、生後6か月以内に済ませることが猫への負担を減らせると言われています。もし去勢するとなれば、新たな費用として平均10,000~20,000円、避妊手術の場合は15,000~30,000円用意する必要があります。費用はかかりますが、手術をしておく方が、猫の病気のリスクを減らせるというメリットもあるので、予算に組み込まれることをおすすめします。

猫の万が一に備えてしておきたいこと

予期せぬ事態を想定して準備しよう

猫を飼うとなれば、食事や消耗品など、毎月ある程度猫用の予算を組むことになります。ですが、病気やケガなど、いつ何時予期せぬ事態が起こるかはわかりません。そのため、もしものときのために、備えておきましょう。

猫用の積み立て貯金をしよう

猫に何かあったときのためにしておきたいことの一つが、貯金です。ご飯や消耗品のように、滅多に必要になることはないですが、病気やケガはいつ起こるか分かりません。急遽高額な費用が必要になったときに備えて、毎月少しずつでもためておくことをおすすめします。もちろん病気など以外でも、毎年のワクチン代や定期健診代は毎月コツコツ積み立てる方が、一気にお金を作らずにすむので、負担が減ります。

積立貯金は病気やケガのため以外にも

病気やケガではないですが、猫によって家具がダメになったり、家の中がめちゃくちゃにされる可能性もあります。例えば、ふすまを破る、家具を落とすなどです。特にテレビやパソコンを壊された場合は、修繕や取り換えに費用がかさみます。

他にも、旅行に行く場合、猫を連れていけないとなればペットホテルやペットシッターに預けなければなりません。ペットホテルの場合は1泊3,000~5,000円、ペットシッターは時間制や訪問回数によって変わりますが、平均3,000~4,000円ほどが必要となるケースが多いです。2泊以上するとなると、結構な金額になることもあるので、合わせて積み立てておきましょう。

自分に何かあったときのことも考える

猫の健康維持のためにある程度費用を積み立てることと同時に、自分に何かあったときのことも考えておきましょう。まだお若い方なら、猫より先に死ぬことはないと思われるかもしれませんが、人生何が起こるか分かりません。飼い主に何かあった場合、他に家族がいなければ、猫は路頭に迷ってしまいます。健康どころの話ではありません。

だから、仮に自分に何かあっても猫を助けてもらえるよう、あらかじめ「猫友達」や、保護してくれる団体を見つけておきましょう。そしてどちらにお願いするにしても、タダでお願いするわけにはいきません。猫の面倒を見てもらえるだけのある程度の蓄えは、やはりしておくことが必要です。

猫を飼う場合の月々の費用は1万円あると安心

毎月の金額以外に、猫の健康維持に必要なお金は積み立てよう

猫を飼うとなれば、毎日必要なモノ、定期的に必要な消耗品のことを考えた場合、少なくとも5,000円の予算が必要となり、できれば10,000円くらいの余裕がある方が安心です。さらに、初期費用で用意するモノは別で考えなければなりません。

そして毎月の予算とは別に、年1回のワクチン代や定期健診、万が一高額な治療費や家具の修繕費が必要になったときの積み立てもしておくことをおすすめします。毎月少しずつでも貯金しておけば、いざというときもお金の都合がつけられるはずです。治療費については、ペット保険を検討してみられてもいいかもしれません。また、一人暮らしの方は特に、自分の身に何か起こった場合に引き取ってくれる人を探しておきましょう。

猫を飼うとなると、意外とお金がかかるものですが、一旦家に迎え入れれば家族です。少しでも長く健康に暮らしてくれるように、精一杯サポートしてあげたいですね。

猫を飼うときに必要な費用は、毎月の予算と積み立て金とで考えよう

  • 猫を飼うとなれば、毎日のご飯代、トイレ砂代と、消臭スプレーなどの消耗品費として毎月5,000円、できれば何かあったときのために10,000円の予算を見ておこう。
  • 初期費用では猫をもらいうける際の費用に加え、サークルやキャリーバッグ、トイレ、爪とぎなど必要経費としてさらに15,000~17,000円が必要。
  • 毎日の費用だけでなく、定期的なワクチン代や健康診断費用、去勢・避妊手術代、さらには予期せぬ病気やケガによる治療費の可能性もある。
  • 高額な医療費に備え、万が一のトラブルに備えて、猫用に毎月積み立てをすることがおすすめ。高額な治療費の可能性についてはペット保険も検討しよう。
  • 自分に何かあったとき、猫の面倒を見てもらえる猫友達や保護団体を見つけておこう。

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