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猫のために信頼できるかかりつけの獣医を見つけよう

診察台の猫

かかりつけの獣医がいるということは、猫の健康を守る上でとても大切なことです。信頼できる獣医が見つかれば、いざというとき、安心して猫を任せられます。今回は、かかりつけの獣医を探す際、チェックしたいポイントについてご紹介します。

たくさんの候補からかかりつけ獣医を見つけるポイント

あらゆる手で情報収集をし、実際に行ってみよう

地域によっては、通える範囲に動物病院が多く存在することもあります。たくさん候補がある場合は、情報収集をした上で、実際に行ってみることがポイントです。できれば、健康診断がてらに行くのがおすすめです。猫の体調に問題がないときに診てもらう方が、より診察や説明を集中して聞けるからです。

口コミの評判はどうか

まずは、それぞれの動物病院の口コミをチェックしましょう。実際に行った人の話を聞くことが一番確実ということもあります。口コミの収集には、次のような手段が考えられます。なるべく正確な情報を知るには、動物病院とまったく利害関係がない人にたずねたり、「治療費は事前に教えてもらえる」など、主観が入りづらい質問をしてみるのがおすすめです。

  • 猫を飼っている近所の人に聞いてみる
  • インターネットで口コミを検索する
  • ペットショップに聞いてみる

家から通える距離にあるか

どんなにいいと思う動物病院でも、家から通える範囲でないと、かかりつけにするには難しい面があります。愛猫が突発的なケガをしたり、急病になったときのことを考えると、すぐに診てもらえる距離でないといけないからです。そのため、車で30分以内、徒歩で10分圏内の病院の方がベターです。

時間外でも診てもらえるかどうか

病院によっては、24時間対応だったり、時間外や診療日以外の日も救急対応をしてもらえるところがあります。猫の体調不良は、いつ起こるか分からないので、いざという時いつでも診てもらえるという病院であれば、安心です。

かかりつけの獣医を決めるポイント

自分との相性の良さも大切に

まずは、かかりつけの獣医を探す場合の一般的なポイントをご紹介します。

相性が合うか

かかりつけの獣医を決める上で、特に重要視したいのは、相性が合うかどうかです。大切な猫を預けることになるので、飼い主として、信頼できるかどうかは大事なポイントです。相性が合うかどうかをはかるうえで、次のようなポイントを意識してみるのもおすすめです。

  • 説明が分かりやすい
  • 丁寧な診察を受けられる
  • 長く付き合えそうな人柄
  • 必要以上の診察を勧めない、治療費を事前にある程度教えてくれる
  • 猫が好きな先生、猫の扱いが上手、診察にも猫が持ち込まれることが多い
  • セカンドオピニオンを嫌がらない
  • 院内が清潔で好感が持てる

他にも、こちらの話を聞く姿勢があるかどうかも相性の善し悪しに関係するのではないでしょうか。愛猫の命を預ける存在なので、治療や投薬について、何の説明もなくいきなり行われるような病院だと、いくら腕のいい先生でも少し不安という方も多いはず。

自分たちのライフスタイルに合う診療時間かどうか

動物病院によって、診療時間はさまざまです。朝早くから診察を行っている場合もあれば、遅くまで診察しているケースもあります。土日祝日は休みのところもあれば、平日に休みが取られる場合もあります。自分たちのライフスタイルに合う診療日、診療時間であることもかかりつけの獣医選びの目安になります。

迷ったら優先順位を決める!ただし1つに絞らなくてもOK

かかりつけの獣医選びに迷ったら、自分の中でどのポイントを重視するか、優先順位をつけるのも1つの方法です。より多くのポイントをクリアする病院がどこかが明確になれば、決めやすくなります。

注意したいのは、かかりつけの病院は1つに絞らなくてもいいということです。定期的に診てもらうための、主治医を決めておくことはいいことです。ですが、時間外や夜間の救急など、かかりつけの獣医に診てもらえない状況の時、診てもらえる病院をいくつか持っておくことも大切です。そのため、かかりつけの病院は1つに絞り込まず、いくつか持っている方がベターです。特に24時間対応の病院は、1つは見つけておきましょう。

かかりつけの獣医を見つけたら定期的に通おう

診察に行く場合に注意したいこと

かかりつけの獣医が見つかれば、普段から定期的に猫を診てもらうようにしましょう。病院というと、何かあったときのための場所、というイメージがありますが、そうではありません。猫の普段の様子を知っておいてもらうことで、データが蓄積し、何かあったときも適切な治療が受けられやすくなります。さらにそのために注意したいポイントもいくつかあるのでご紹介します。

積極的に質問をしてコミュニケーションを取ろう

診察を受けるときは、普段愛猫が何を食べているか、排せつの様子はどうかなどを伝えられるようにし、先生に聞きたいことは、メモ書きにして持っていくことをおすすめします。もし愛猫の具合が悪い場合は、いつから、どのような症状が出ているかを簡潔に伝えましょう。

診察で説明を受けるときは、きちんと聞いた上で、分からないことがあれば質問し、納得がいくまで説明してもらいましょう。ここでしっかりとコミュニケーションを取ることで、より獣医の人柄を知ったり、お互いの信頼関係も築きやすくなります。

猫を連れていくときはキャリーケースに必ず入れよう

動物病院は、猫だけでなく犬や鳥、その他の動物たちも訪れる場所です。当然ながら、何かの拍子に感染症や病気にかかるリスクもあります。安全性を高めるためにも、猫を連れていくときは、必ずキャリーケースに入れていきましょう。ただし、猫は家の外に出ることに不安を覚えます。そのため、病院へ行く時は、外が見えないキャリーケースを選ぶか、キャリーケースに布をかぶせるなどして、猫の不安な気持ちを少しでも和らげられるよう、工夫してあげてください。

それでも物音や他の動物の声などが聞こえて、猫がストレスを感じる可能性があります。診察のとき、キャリーケースから出すときは、暴れたり、ひっかかれたりする危険があるので、注意しましょう。

自分でも猫について勉強する姿勢を忘れずに

注意をしたいのは、かかりつけの獣医の話を聞くだけになったり、せっかく受けた説明が、後からよく分からなくなってしまうことです。説明を受けたときは十分理解したつもりだったのに、家に帰ると忘れてしまった、ということはよくあることです。もしよく分からなくなったときは、そのままにせず、もう一度病院に電話などをして確認し、メモを取りましょう。そして、自分でもインターネットや本などを使って、調べることが大切です。

自分自身が猫について勉強し、知識を得ることで、より獣医と近い距離で相談したり、話をしたりできるようにもなります。最近は、かかりつけの獣医と話し合って腑に落ちない場合、「セカンドオピニオン(かかりつけの病院とは違う、別の病院で診断してもらうこと)」を求めることもできます。ですが、飼い主に知識がなければ、せっかくのセカンドオピニオンというチャンスも、活かせなくなる可能性があります。

かかりつけの獣医を持つことで愛猫をもっと守ることができる

信頼できる獣医を見つけ、積極的にコミュニケーションを取ろう

愛猫の健康を守ることはもちろんのこと、万が一のとき命を預けられるような、信頼できるかかりつけの獣医を見つけることは、愛猫のために必要不可欠です。どの獣医をかかりつけにするか、という点においては、人によって相性もあれば、優先順位も違うので、一概には言えません。信頼できる獣医を見つけるためにも、情報収集をした後は、実際に健康診断がてら、診察を受けに行ってみましょう。

そして、現実的に通える範囲かどうか、説明や治療方針、院内の様子が自分に合うかを確認しましょう。迷った時は、自分の中の優先順位を見直してみてください。ただし、主治医は1人に決めても、かかりつけの病院は、いくつか持っておくことをおすすめします。万が一に備えて、24時間対応の病院にも通えるようにしておく方が安心だからです。

かかりつけの獣医が見つかったら、愛猫を定期的に診てもらうようにしましょう。そして、飼い主自身も、猫のことを勉強する機会を作ってください。飼い主が知識を身に着けることによって、獣医とともに、愛猫のことをもっと守ってあげられる存在になれるはずです。

かかりつけの獣医を持つことのメリットと見つけるポイント

  • かかりつけの獣医を持つことは、愛猫に何かあったとき、信頼できる獣医に診てもらえるという安心感につながる。
  • たくさん動物病院がある場合は、まず口コミなどで情報収集をし、健康診断がてら実際に行ってみよう。そして相性が合うか、家から通える範囲かなどを確認しよう。
  • かかりつけの獣医選びに悩んだら、優先順位を自分の中で決めよう。ただし、主治医は1人に絞っても、夜間対応などいくつかかかりつけの病院を持っておく方がおすすめ。
  • かかりつけの獣医が見つかれば、定期的に猫を診察に連れていこう。その際は必ず猫をキャリーケースに入れて、猫のストレスにも配慮しよう。
  • すべてを獣医に一任するのではなく、飼い主自身も猫についての知識を身に着ける努力をしよう。知識を持つことで、より獣医との信頼関係を高めたり、愛猫の健康を守ることにもつながるはず。

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