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散歩中に愛犬が事故!飼い主がすぐにできることとは

犬の散歩

散歩中のトラブルで意外と多いのが、犬の交通事故です。そして、その原因は飼い主の不注意ということもよくあります。気を付けていれば防げることが多いので、大事な愛犬を守るためにも、散歩の仕方を見直してみてください。

散歩中の交通事故、その原因とは

「うちの犬は大丈夫」は厳禁!

まずはどういったことで、散歩中に交通事故に巻き込まれやすいかまとめました。飼い主が「うちの犬は大丈夫だろう」と甘く考えていると、交通事故にも巻き込まれやすくなります。思い当たるものがないかどうか、チェックしてみてください。

犬にリードをつけず散歩している

散歩中に犬が交通事故に遭う原因の多くが、リードをつけない(ノーリード)の状態のときと言われています。確かに、犬にとっては首輪やリードがない方が楽ですし、自分の思うように動くことができます。また、リードをつけないでいても、犬自身も、飼い主から離れたとしても、10mくらいのところをウロウロすることがほとんどです。

そして、人通りが少ない場所を散歩するなら、飼い主も「滅多なことは起こらないだろう」と思いがちです。とはいえ、車はいつやってくるかわかりません。犬も、いつどんな動きをするかわかりません。とっさのとき、リードをつけないでいると、犬を制止することはほぼ不可能です。

ロングリードを使っている

リードをつけていても、事故は起こることがあります。特にロングタイプのリードや、伸びるタイプのリードを使っているときに起こりやすい傾向があります。犬によっては、走ることが大好きだったり、元々の運動量が多いことがあります。そうしたとき、ある程度広いところや人通りの少ないところだと、思い切り走れるようにロングリードを使われる方もいます。

ですが、ロングリードの場合、犬が横に動いたとき長さがある分、すぐに対応できません。そうすると、車や人がやってきたとき、とっさによけさせようとしても困難です。ロングリードは20mや30mタイプのものもあり、伸びるリードも持ちやすくて便利です。犬としては、通常より大きな範囲を動き回れるので、いい気分転換になるかもしれませんが、事故のリスクもあることを知っておきましょう。

車道にはみ出す

犬と散歩をする場合は、通常歩道を歩かれるはず。しかし、犬がその時その時で、何を思うかは分かりません。基本的に自分の興味のあるところへ行こうとする犬は多いので、急に車道にはみ出す場合も考えられます。そんなとき、車がやってきたりすると、交通事故に遭う可能性も高いです。この時も、ノーリードだったり、ロングリードなどを使っている場合は、犬の制止をすることは困難です。

愛犬を交通事故から守るためにできる対策

まずはリードをつけること

大切な家族でもある愛犬を、不幸な事故から守るためには、まずはリードをつけることが第一です。つけていないことには、何か危ないと思った時、とっさにかばいきることは難しいからです。その上で、他にもできる対策はしておきましょう。特に、まだ散歩に慣れないうちは短めにリードを持つ方が、いざというとき自分の方に引き寄せることができます。

ロングタイプや伸びるリードは路上で使わない

ロングタイプのリードや、伸びるリードを使う場合は、まず、広い公園など車が通らないような場所で使うようにしましょう。それでも、突然自転車の人が来たり、歩行中の人の足にリードが絡んで、それが原因でケガをさせる可能性はあります。そのため、使用するときは周りをよく見て、注意して使うようにして下さい。

それくらい気を付けて使うものなので、路上を散歩しているときには使わないことが第一です。前述したとおり、リードが長ければ長いほど、いくら飼い主がとっさに引き寄せたりしても、犬の動きを制止することは難しいことです。突然犬が車道に飛び出して交通事故に巻き込まれる、なんて災難を防ぐためにも、気を付けましょう。

夜間はライトや光る素材がついた首輪やハーネスを

散歩に行く時間帯は、それぞれの家庭で違いますが、夜間に行くことが多いようであれば、ライトや光る素材の首輪やハーネス、あるいはリードを使用しましょう。夜間に何もつけずに歩いていると、自動車だけでなく自転車とも衝突事故を起こす可能性があるからです。「ここにいます」と、遠くからでも目印になるようにしておく方が安全です。

犬の引っ張り癖を直そう

リードをつけていても、犬が事故に遭う可能性はゼロではありません。特に、引っ張り癖のある犬は要注意です。飼い主より前へ出て、先へ先へと行きたがる場合、ふと思い立って車道へ飛び出す可能性があります。これを防ぐため、しておきたいのが「ツイテ」というしつけです。

しつけの方法は、次の通りです。

  1. 犬が飼い主より前に出たとき、リードを強く引っ張って方向転換し、別の方角へ歩く
  2. もし引っ張っても動かないようであれば、好物のおやつなどで気を引く。それで誘導し、オスワリをさせる。このとき、犬が飼い主より後方に座らせることがポイント。
  3. オスワリができたら、アイコンタクトができるまで待つ。
  4. アイコンタクトができたら、その時点で頭をなでてほめ、好物を与える。

ポイントは、オスワリをさせて好物のおやつなどを与えるとき、犬が飼い主より前に出ないところに座らせることです。そうすることで、犬は「飼い主より前に出ないでいると、おいしいものが食べられる=横についていけばいいことがあるかも」という意識を持ちやすくなります。そして自然と、飼い主がリーダーだ、と思ってくれるようになります。

愛犬が散歩中、万が一交通事故に遭った時にすぐにできることとは?

とにかくすぐに病院へ連れていく

気を付けていても、事故が起こることはあります。もしも散歩中、犬が事故に遭ったら、とにかくすぐに病院へ連れて行きましょう。

事故の外傷の有無に関係なく病院へ

事故によっては、タイヤに轢かれたように見えたのに大丈夫だったり、派手にはねられても軽い脳しんとうで済むこともあります。とはいえ、そんなケースばかりではありません。すり傷や打撲程度で済んだように見えて、実は内臓に亀裂が入ったり、出血を起こし、そのまま亡くなるケースもあります。そのため、どんな場合でも、事故に遭ったらとにかくすぐに病院へ連れていきましょう。

また、犬の場合、交通事故によって人工呼吸や人工マッサージをすることはほとんど意味がありません。それより早く、酸素室へ入れてあげたり、診察を受けて手術などの処置を受ける方が生存確率は高くなります。だからとにかく、速やかに病院へと連れていってあげてください。

犬を助ける際は咬まれないよう注意

交通事故に遭った犬を助ける場合、気を付けたいのは手などを咬まれることです。普段はおとなしい犬も、痛みや防御本能などによって、飼い主と分かっていようがいまいが、攻撃的になって嚙みついてくることがあるからです。素手で助けたり、触ったりせず、衣類などで手を守れる状態にしてから、触るようにしましょう。

自分の知らない間の事故に気付くためのポイント

本来、散歩は飼い主とともに行うものですが、脱走した場合など、飼い主の目の届かないところに行って、事故に遭う可能性もあります。そして、場合によっては何ともなさそうにして帰ってきて、数日してから具合が悪そうにすることもあります。そんなことがあっても、できるだけ早く気付けるように、いくつかのポイントを確認しましょう。

  • 外出前より明らかに元気がないように見える。
  • 足をひきずっている。
  • 打撲、あるいは内出血している部分がある。
  • 体毛に線状の脱毛が見られる。

このような症状がみられるときは、念のため病院で診察を受けるようにしてみて下さい。

散歩中の犬の事故は、飼い主の注意で防げることが多い

まずはリードを必ずつける!そして離さないこと

犬を散歩しているときに起こる交通事故は、飼い主に原因があることが多くあります。特にリードを付けずに散歩していると、いざという時犬をコントロールすることはできません。また、リードはリードでも、ロングタイプや伸びるタイプのリードは路上を歩いているときに使用するのは避けましょう。こちらも、ふとした瞬間犬が車道に出たとき、制止することが難しいからです。

まずは通常の長さのリードをつけ、慣れないうちは短めに持っているでも引き寄せられるようにしておきましょう。そして、夜間に散歩する場合は、光る素材がついたリードや首輪、ハーネスを使用して安全に気を付けてあげてください。それでももし事故が起こった場合は、必ずすぐに病院へ連れていってあげましょう。

愛犬を交通事故から守るためのポイントと、事故にあったときできること

  • リードをつけないで散歩はしない!ロングタイプや伸びるリードも広い公園や車が通らず、人の邪魔にもならない場所で使うようにする。
  • 夜間の散歩時は、光る素材やライトがついた首輪、リード、ハーネスなどを使用して安全に配慮しよう。
  • 引っ張り癖のある犬は、「ツイテ」ができるよう訓練しよう。
  • もしも交通事故が起こった場合は、速やかに病院へ連れていこう。そのとき手を咬まれないよう注意すること。
  • 脱走した場合など、目の届かない場所へ行った時間があれば、帰ってきたとき変な様子がないか、体と合わせてチェックしよう。

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