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犬のお散歩、お出かけのポイントと注意点

お散歩する人と犬

犬がある程度家に慣れて来たら、お散歩やお出かけにできるだけ連れて行ってあげましょう。特にお散歩は運動不足とストレス解消のためにも、なるべく毎日してあげたいことの一つです。お散歩やお出かけに関するポイントと注意点をご紹介します。

散歩に行く前にしておきたいこと

さあ出発!・・・と、その前にいくつかしておきたいことがあります。

いきなり外に出るのはハードル高め

散歩をするとなれば、家の外に出て色んな人や景色に出会います。家の中と違って、どんなことが起こるかわからないため、何も準備せずに出るのはちょっと危険かも。できれば次のポイントはクリアしてから出発しましょう。

首輪やリードに慣れておく

特に室内で飼う場合、家にいる間は首輪やリードが必要ありません。とはいえ、散歩するとなればこれらは必須アイテム、慣れていないことには出かけられません。慣れる為にも、家にいるときから付けて慣れさせておくことをおすすめします。つけ始めは首輪を窮屈に思ったり、リードを遊び道具と思って引っ張ったりするかもしれません。徐々に「散歩のときの道具」と分かってもらうようにしましょう。

ワクチン接種が終わってからにする

基本的に犬の散歩をスタートするのはワクチン接種が終わってからにしましょう。具体的には最後のワクチン接種が終わって、1~2週間安静にした後、獣医さんからOKが出たらスタートするようにしましょう。

散歩に必要なセットをまとめておこう

いざ散歩、と思ってそれから準備を始めるよりも、あらかじめ散歩セットを用意しておけば安心です。散歩に必要なグッズには、次のようなものがあります。

  • 散歩用バッグ
  • 首輪、リード
  • おもちゃ
  • ごほうび用のおやつ
  • フンを回収する袋
  • ティッシュ
  • お水とそれを入れる容器
  •     

  • ライト

散歩用のバッグはトートバッグやショルダーバッグを使う人が多いです。素材やデザインはお好みですが、ポケットがたくさんある方が細かく収納できて便利です。首輪とリードは玄関を出る前にセットして出発しましょう。

慣れればリードはロングタイプのものを使ってもOKです。広い場所であれば思い切り走らせてあげることができます。ただし街を歩くときは他の人の迷惑になるので通常の長さのものを使用しましょう。そして通常のものとロングタイプのものとを付け替える際は脱走にも注意してください。

ただブラブラと散歩するのもOKですが、途中どこかでおもちゃを使って遊ぶ時間を設けるのも飼い主も犬にとっても楽しいですよね。また、しつけやトレーニングの時間を作ってもいいです。その際のごほうびも忘れないようにしましょう。おもちゃやおやつは、途中で問題が起こりそうになったとき、犬の気を逸らすためにも効果的です。

フンを回収する袋はビニール袋が一般的ですが、最近はニオイが漏れないようにするマナーポーチもたくさん売られています。セットで持っておけば、ニオイの心配をせず済みます。また、ティッシュもあれば重宝するので、余分に持っていくことをおすすめします。

お水は途中で飲ませたり、排せつした後を流すのに使います。特に公共の水飲み場で、犬に直接飲ませるのはNG。必ず容器に入れたお水を飲ませるようにしましょう。この他、夜のお散歩には首輪につけられるライトがあると安心です。

お散歩のポイントと注意点

準備ができたらいよいよ出発です。とはいえ、お散歩中も気を付けたいいくつかの注意点があります。

家の中ではないことを意識しよう

家の中であれば、ある程度自由にさせたり好き勝手しても許されるかもしれません。しかし外の世界は公共の場です。色んな人がいることを理解して、犬も人もマナーを守りましょう。

迷惑行為に気を付ける

基本的にリードは常につけたまま行動します。何かの拍子に突発的に人や他の犬にかみつく危険性もあるからです。また、相手を困らせるような行動をとらないようにも注意していましょう。そのために、慣れるまでは短めにリードを持ち、あまり遠くまで自由がきかないようにしておく必要があります。さらに、自由に歩きまわりだしたら「まて」「おすわり」「おいで」を使って落ち着かせるのも効果的です。

公共の場をきれいに使おう

基本的に家の外は、全て公共の場です。排泄物はもちろん、そのままにして帰るなんてことをしてはいけません。洗い流しまできっちり行ってください。また、公園などでのブラッシングや洗い流しはNG。水飲み場を使うときも汚さないよう気を付けましょう。

犬種によってお散歩の頻度と時間の長さは変えよう

お散歩の最適な頻度や一回あたりの時間は、犬の大きさによって異なります。どんな犬も毎日のお散歩は基本ですが、小型犬の場合は1日1回でOKです。そして運動量もそれほど必要ではないので15分程度の散歩時間で構いません。雨の日は室内で遊んでもいいですし、真夏の暑い時期はむしろ無理に連れ出さず、涼しいところで運動させてあげてください。

反対に大型犬であれば、体が大きい分1日2回の散歩は必須です。雨だろうと、雪だろうと欠かせません。体力があるので、1回の散歩であっても人間が走るくらいのスピードで30分くらいの運動量が必要です。小型犬でも何かしら毎日運動させることが必要ですが、大型犬の場合はさらに確実に運動させることが理想です。

犬とのお散歩に慣れたらさらに進化!お出かけしよう

散歩に慣れたら、ちょっと違う場所にお出かけしてみるのもおすすめです。

人も犬も楽しめるスポットへ

最近は犬と一緒に行ける場所がたくさん増えています。お散歩にある程度慣れて来たらそうした施設を利用してみるのもおすすめです。犬と一緒ならまた違った楽しみ方ができるかもしれません。

家の外でもリードなし「ドッグラン」

ドッグランとはリードをつけずに犬を自由に遊ばせることのできるスペースのことです。屋外の開放的なスペースで、思いっきり走って楽しんで、犬にとってものびのび動きやすい場所です。ただし他の犬ともリードなしで触れ合うので、仲良くできるかもしれない反面トラブルにならないよう注意しましょう。もちろん人同士も施設のルールを守って利用することが第一です。

犬と一緒にまったり「ドッグカフェ」

時には家の外でゆっくりお茶を飲みたいなぁなんて日もあるはず。そんなときは犬同伴OKのドッグカフェへ行ってみてはいかがでしょうか。最近は犬用のごはんを用意しているお店も増えています。ただしお店によって座れる場所が限られていたり、イスの上はNGだったりとルールは異なります。また、犬を連れていない方も入店される可能性があるので、より他の人の迷惑にならないようマナーを守って行動しましょう。

旅行にだって行っちゃおう

キャリーバッグや車にも慣れてくれれば、犬と一緒に旅行するという選択肢も増えます。最近は犬OKのホテルも増えているので、一緒に行ければ預け先を考えるなどの負担も減りますよね。ただ、車酔いも含め、犬にとってはいつもと違う環境になることにストレスを覚える場合もあります。そのため、一緒に旅行するときはできるだけ余裕のあるタイムスケジュールで動くようにしましょう。

お散歩に慣れれば色んな場所に行けるチャンス

お散歩は日々の運動不足解消やストレス発散のため、犬にとって必要なことです。そして人にとっても、犬がお散歩に慣れてくれることによって色んな場所へ一緒に行けるチャンスが生まれます。

準備はしっかりと、外でのマナーも意識しよう

犬をお散歩に連れて行くとなれば、持ち物はあらかじめひとまとめにしておくと焦らずに済みます。そして家の外は公共の場ですから、基本的なしつけも出来ている必要があります。とはいえ、犬にとっては外の世界はワクワクすることがたくさん。それぞれの体力に合わせて、たっぷり遊んであげましょう。慣れて来たら少し遠くへ行ったり、お出かけするのも楽しみの一つです。マナーを守りつつ、ぜひ色んなところへ一緒に出かけてみてください。

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