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犬のお手入れをしよう!顔まわりもこまめにチェックしよう

シャンプー中の犬

お手入れをしてあげることは犬とのコミュニケーションになり、健康管理にも役立ちます。グルーミングとともに、顔まわりなど細かい部分のお手入れもしてあげましょう。

毎日愛犬のチェックしよう

犬は言葉をしゃべることはできないので、こちらで気をつけてあげる必要があります。グルーミングをしてあげるときなど、毎日触れ合う機会を利用して体全体の様子を見てあげましょう。

顔まわりもこまめにお手入れ

お手入れの中で一番頻繁に行うのはグルーミングですが、顔まわりもこまめにチェックしてあげることが大切です。汚れていたらその都度お手入れをしてあげましょう。

目や耳は汚れていないかチェック

顔まわりで特に気を付けたいのは目や耳の汚れです。目ヤニは放っておくとこびりつきやすく、白っぽい毛色の犬は目の周りが茶色くなる「涙やけ」呼ばれる症状を起こしてしまいます。耳の汚れも中耳炎や外耳炎といった病気の原因になることがあります。特に耳が垂れた犬は汚れやすいので、こまめにチェックしてあげましょう。そして汚れを見つけたら優しくふきとってあげてください。

目のお掃除はウェットシートが便利!

目ヤニをとるのにティッシュやコットンを使うのもいいですが、水分が含まれたウェットシートの方が汚れをとりやすいので便利です。市販品の中にはペット用、涙やけ用のものもあります。専用のものを使えばサイズ感もちょうどよく、お手入れもしやすくなります。

目のお手入れをする時は、毛の流れに沿って目の周りを優しく拭いてあげてください。嫌がることもあるので、変な傷が出来ないためにもきちんとおさえながら拭くことがポイントです。

耳掃除には専用クリーナーを使おう

耳のお手入れには耳用クリーナーと綿棒があると便利です。クリーナーは液状のものが使い勝手がよくておすすめです。中には汚れとともに消臭効果のあるものも販売されています。きれいな耳は穴の中や裏側がピンク色をしています。そうでないようなら、クリーナーを綿棒に染み込ませ、優しくなでるようにしてお掃除しましょう。耳が垂れている犬種は耳を裏返して丁寧に掃除します。

注意したいのは綿棒を奥まで入れすぎることです。耳垢を押し込んでしまうことがあるので気を付けましょう。綿棒は細かい汚れを取るのに便利なので、常備しておくと役立ちます。

定期的にチェックしよう

様子は見つつ、毎日というほどではないものの週1回、あるいは2週間に1度など定期的に行いたいお手入れもあります。

お手入れを「嫌い」にならないようちょっとずつ触るのがポイント

毎日、というほどではないものの定期的に行いたいお手入れとして、爪切りや歯磨き、シャンプーがあげられます。こうしたお手入れを嫌がる犬も多く、無理やり行うとその部分を触ろうとすること自体が嫌いになることもあります。そうすると衛生的にもよくないですし、他の人が触れようとしたときに間違って嚙んだりする危険性もあります。

そのため、最初は指先で爪を触ったり、口周りを触るだけから始めてみてください。それに慣れたら、今度は爪の一つ一つを触ったり、口の中に一瞬だけ指を入れてみるなどします。そうして段階を踏んで徐々に触る時間を伸ばして、慣らしていきましょう。無理強いはいけませんが、嫌がったからといってあきらめるのも本末転倒です。地道に触れることで犬も少しずつ慣れていくはずです。

犬用爪切りで2週間に1度くらいのお手入れがベター

爪切りは2週間に1度くらいのペースが目安です。爪切りも犬用のものがあります。ストッパーがついていて使いやすいものもあるので利用しましょう。慣れないと緊張して恐る恐るになってしてしまいますが、切るときは、ためらわずに思い切って切ることがポイントです。その際、爪を見て透けて見える血管が途切れたところでカットするようにしましょう。

ただし、深爪には気を付けてください。出血の元になります。自信がないときはトリミングのときに一緒に切ってもらったり、病院でお願いして切ってもらいましょう。自宅でするときは、万が一のときのために止血剤も用意しておくと安心です。また、シャンプーの後やお湯に浸かったあとならば、爪も柔らかくなって切りやすいです。

歯のお手入れは週1ペースが理想

犬も人間と同じで、定期的に歯磨きしないと歯石や歯垢がたまり、歯周病の原因になります。そのため歯磨きは必要です。といっても犬の場合、拭き取るだけでいいので週1ペースを目安に、犬用の歯磨きシートを使って汚れを落としてあげましょう。慣れてきて、もし歯磨きを嫌がらなくなったら歯ブラシを使って磨くのもおすすめです。使用する歯ブラシは犬用のものか、子ども用のものがベストです。歯磨き粉は特に必要ありません。

月1シャンプーの日を作ろう

お手入れとしてはそこまで頻繁でなくてもいいものの、皮膚トラブルを防止したりノミやダニの除去・予防のためにも、できればお風呂も入れましょう。ただ、水を嫌いな犬も多いので、短時間でOKです。犬用シャンプーも豊富な種類があり、香りのいいものを選んだり自然派にこだわったりとお気に入りを見つけてみてください。

シャンプーをするときは最初にブラッシングをしておくと、洗い残しが少なくなりやすく、トラブル予防になります。お湯の温度はぬるま湯にして、最初にお湯シャンプーをしてから肛門腺を絞ります。そしてシャンプー液で全身を洗います。汚れやすい四肢や、顔まわりまでくまなく洗いましょう。最後にお湯が耳などに入らないよう気を付けながら、十分にすすぎます。余裕があればリンスもしてあげましょう。

シャンプー後は、しっかり乾かすことがとても大切です。濡れたままだと体調不良や風邪を引いてしまう可能性があるからです。背中からお腹、足、顔、しっぽとブラシなども使って十分に乾かします。特に内側の毛は忘れやすいので、意識して乾かすようにしましょう。乾かしている間、皮膚が赤くなったり湿疹ができていないかなど、トラブルチェックも行うのも大事です。

目についた時に行うお手入れ

特に決まったペースで行う必要はないものの、目についたときしてあげたいお手入れもいくつかご紹介します。

細かいところまで見てあげよう

私たちは普段あまり意識しない部分でも、犬にとってはお手入れしてほしい場所もあります。例えば、足の裏の毛や肛門周り、ヒゲなどの部分です。また、雨の日はお散歩に行ったあと体をキレイにしてあげることが大切です。

肛門腺を絞る

肛門腺は肛門の左右にある臭腺で、ニオイの強い分泌物がたまりやすい箇所です。放っておくと炎症を起こすことがあるので、かゆそうに床にこすりつけたり、なめるしぐさが見られたらチェックしてみてください。大型犬の場合は自分で排せつできる場合がありますが、小型犬の場合は飼い主が絞りだしてあげる必要があります。

肛門腺を絞るときは、片方の手でしっぽを持ち上げ、もう片方の手にティッシュなどを持ち指でつまみます。時計でいえば、4時と8時にあたるくらいのところを押さえるのがポイントです。その押さえたところを下から上に向かって押し上げるように絞ります。するとニオイの強い膿が出てくるはずです。もし上手にできないときや、不安なときはトリマーにお願いしましょう。

足の裏、肛門周り、ヒゲのカット

犬の足の裏をチェックして、肉球に毛がかかっているようであればカットするタイミングです。伸びっぱなしにしておくと、蒸れて皮膚トラブルを起こしやすくなります。犬用のハサミや、刃先が丸くなっている子どもようのハサミなどを使って、肉球を隠すように押しながらはみ出た毛をカットしましょう。できれば足の裏と一緒に足回りもカットして揃えておきます。

また、排せつしたあとの汚れを減らしたり、汚れても拭きやすくするために肛門周りの毛もカットしておくことがおすすめです。肛門周りをカットするときは、二人一組になって行うと比較的スムーズです。一人が犬を抑え、もう一人がしっぽを上げつつバリカンなどで毛をカットしましょう。

さらに、ヒゲが気になる場合はカットしてもOKです。猫の場合はヒゲで平衡感覚を保っているので切ってはいけませんが、犬は特に支障がありません。見た目がスッキリするので、口周りや眉毛、アゴ下など気になる部分を一本ずつ丁寧にカットしましょう。こうしたカットはどれも、犬が動くとケガをする可能性があるので十分注意しながら行ってください。自信がない場合はトリマーにお任せするのが一番です。

雨の日の散歩のあともお手入れを

お散歩は、出来れば毎日行って運動させてあげたいところです。とはいえいつも晴れるとは限りません。雨の日だって多々あります。犬にしてみれば「へっちゃら」かもしれませんが、帰ってくるころにはどこかしら濡れちゃいますよね。ついついそのまま自然乾燥・・・としてしまいそうですが、風邪予防のためにもここはきちんと乾かしてあげましょう。

まずは乾いたタオルで全体の水分を拭き取り、それから濡れたタオルで汚れている部分を拭きます。こうすれば汚れが広がりにくくなります。最後はドライヤーで全体を乾かしてあげてください。少しでも手間を減らすために、レインコートを着せてお散歩にいくのもおすすめです。

触れ合いながら顔回りや体を常にチェック

犬のお手入れは「やらないと」と思ったら辛いですが、日々触れ合いながら「何か変なところはないかな~」というくらいの気持ちでチェックすれば比較的気も楽なはず。愛犬と元気に楽しく暮らすために、細かいところまで見てあげましょう。

お手入れに自信がないときは専門家を頼ってOK

耳掃除や目ヤニ、歯磨きといった顔まわりのお手入れは定期的に行いたいため、自分でもできるよう慣れさせたいところです。ただ、爪切りや肛門腺、あるいは細かい部分のカットといったそこまで頻繁ではないお手入れは少し難易度が高めです。そのため、自信がないときはトリマーなど専門家を頼ってお手入れしてもらいましょう。

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