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「犬と暮らす日々」楽しく過ごすためにしてあげたいこと・しなければいけないこと

犬と暮らす日々

新しい家族として犬を迎え入れた日から、どんな毎日が始まるのでしょうか。人も犬も楽しく仲良く過ごすためには、いくつかのしてあげたいことや気を付けたいことがあります。今回はそんなポイントについてご紹介します。

犬がいる毎日って楽しい

犬の種類はたくさんあり、大きさもさまざまです。どんな種類の犬を飼うかは人それぞれ違いますが、どんな人もその愛くるしい姿を見れば、それだけで癒されることも多いはずです。

小型犬と大型犬、それぞれの楽しみと生まれる日課

犬のサイズは細かく分けると、超小型犬から超大型犬に分けられます。今回はざっくり、サイズが小さい(小型犬)と、サイズが大きい(大型犬)との場合でどんな毎日になるのか考えてみました。

小型犬がいる毎日

小型犬などサイズの小さい犬の場合、多くは室内で飼います。家の中で常に一緒にいられると、自然と家族の間でも犬のことが会話のきっかけになったり、みんなで犬と遊んだりとコミュニケーションのきっかけになります。また、小さいからこそ、まるでぬいぐるみのようにかわいい存在になります。時には家族にとっての「アイドル」のような存在になることもあるでしょう。ただ室内で飼う場合は、人間のペースと犬のペースとを上手にすり合わせていくことが必要になります。

サイズが小さいと、抱っこしやすいのも魅力の一つです。体重が軽いので、膝の上にのせたりしてスキンシップも容易にとることができます。旅行などで移動する際も、大型犬なら車が必須ですが小型犬なら比較的手段を選びません。ペット可のホテルでも、小型犬のみ可というところが多くあります。

大型犬がいる毎日

体の大きな犬になるにつれて、室内で飼うのは難しくなります。例えば、大型犬の代表格であるセントバーナードなどは、室内で飼う場合の専用スペースとして4畳半から6畳半のスペースが必要と言われています。ダブルコートの犬だと特に夏の暑さに弱いため、室内で飼う場合は24時間冷房が必要なこともあります。そのため、多く場合は外で飼うことになります。外で飼わないといけないからといって、楽しみがないなんてことはありません。大きな犬の場合、運動量が多く体力もあります。そのため、フリスビーやボールなどを使って、庭や公園などで広々と遊ぶ楽しみができます。体を動かすことが好きな人や、アウトドア派の人にはぴったりです。成犬になった時点でしっかりしつけができていれば、ゆったりとした日々を送ることも可能です。

犬を飼い始めたら生まれる日課

どんな犬を飼ったとしても、家に来たその日から欠かさずしなければいけないことがあります。それは「ごはん」と「トイレのそうじ」です。犬のごはんは通常、1日2回とされています。人間なら自分でなんとかすることもできますが、犬に自分で作れ、とは言えませんよね。忘れず準備するようにしましょう。

また、食べ終わったあとは清潔を保つために片付けることも大切です。ごはん用の給餌器や給水器は、小型犬であれば犬の種類に合わせて選びます。例えば口の短い犬種は縁が広く、底の浅いものを、口の長い犬種なら底の深いものが適しています。耳の長い犬種の場合は、お皿の中に耳が入らないよう縁が狭く底の深いものを選ぶ方が無難です。

大型犬の場合は、嚙む力が強いのでプラスチック製のものだとボロボロにしてしまう可能性があります。そのためステンレスや陶器などの素材を選ぶのがおすすめです。こうした素材は、雑菌対策にもなります。そして、どんな犬種であっても、安定感のあるものを選ぶことが大切です。

ごはんと一緒に毎日行いたいこととして、トイレの掃除があります。人間だって、流さずにそのまま放置されたトイレに入るのは嫌ですよね。犬だって同じことです。残念ながら、犬のトイレに水洗トイレはありません。犬も人も心地よく過ごせるようにするためにも、トイレに気づいたら速やかに掃除して清潔を保つようにしましょう。

楽しく暮らすために毎日してあげたいこと

ペットとして犬を飼い始めたら、「かわいい」だけではすみません。ごはんやトイレ掃除の他にもしてあげたいこと、しなければいけないことがあります。

子どもを育てるような気持ちで

犬を飼うということは子どもを育てるのと似ている部分もあります。健康状態を整え、人と寄り添えるようにするためには、次のようなことに取り組む必要があります。

散歩や遊びを通して運動させる

特に大型犬の場合、体が大きい分、ストレスを発散させる必要があるため、1日2回の散歩や適度な運動は必須とも言えます。小型犬の場合でもできれば1日1回散歩に連れ出してあげましょう。ただし小型犬は真夏など、アスファルトが熱い状態になっているときは無理せず、家の土地内や室内で運動させて構いません。大型犬も、天候の悪い日は屋内で運動できるようにしておくのも一つの方法です。

遊ぶときは短時間を一日のうち何回かとるように心がけましょう。大型犬なら体力が十分にあるかもしれませんが、小型犬の場合は長時間だと疲れてしまうことがあります。こまめに触れ合うことでコミュニケーションや絆が深まりやすくなります。かまいすぎもいけませんが、適度にスキンシップの時間を持つことが早く仲良くなれるポイントです。

室内で犬が遊べるようにするなら階段状のステップを置いておくのもおすすめです。また、犬は普通の床だと滑りやすく、足腰を傷める原因になることもあります。床や階段にはカーペットやマットを敷いておきましょう。

ブラッシングをして健康チェック

犬のブラッシングには、毛並みを整えるということだけでなく血行促進やノミ、ダニ予防の効果もあります。また、こまめにブラッシングすることで、できものやリンパの腫れなど病気の早期発見にもつながります。使用するブラシにはいくつか種類があります。例えば比較的皮膚を傷つけずにすむピンブラシや、柔らかくマッサージ効果も期待できるラバーブラシは普段に使いに適しています。また、ロングヘア―の犬種であればコームで毛並みを整えてあげましょう。

その他、換毛期における毛すきにはスリッカーブラシが便利です。ほこりを取りたいときは獣毛ブラシを、絡まっている死毛を取り除きたい場合はスクラッチャーなどを利用してみましょう。もしブラッシングできない日も、目で見て異常がないかどうかしっかり確認してあげてください。言葉を話せないからこそ、こちらが気を付けてみてあげる必要があります。

しつけは根気よく繰り返し

犬と人間とが仲良く、楽しく過ごすためにしつけは必ず必要です。ポイントは、「短時間」で「何度も繰り返す」ことです。犬の様子を見ながら根気よく行いましょう。もちろんちゃんとできたらほめてあげてください。こうしてしつけをすることによって、病院に行ったときスムーズに診察が受けられたり、美容院でもストレスを減らし落ち着いてトリミングしてもらえるようになります。

また、小型犬の場合、体が小さいからこそ臆病だったり怖がりな性格であることが多くあります。それによって吠え癖がついてしまうこともあります。大型犬であれば、強い力を持っているので、散歩の途中でリードを急に引っ張られたりするとケガをする可能性があります。そしてもし手綱が外れると、周辺の人を事故に巻き込む危険性もあります。頑丈な首輪やハーネスを買うことはもちろんですが、しつけからきっちり行うようにしましょう。

楽しく過ごすために定期的に行いたいこと

毎日とまではいかずともある程度、定期的に行ってあげたいことがいくつかあります。

月に1回、年に1回などざっくりペースを決めておこう

犬が心地よく過ごせるように、次のポイントも時々気にかけるようにしましょう。

犬小屋やベッドの掃除

布団のシーツを変えたりするように、犬小屋やサークル、ベッドなど犬が生活するスペースも定期的に掃除しましょう。清潔にしておくことで、犬の健康にもつながります。室内で飼う場合は、取りきれないトイレや食べかすの臭いに、空気清浄機を設置したり消臭グッズを活用する方法もあります。それ以外にも取りにくい抜け毛の掃除にはローラータイプの粘着テープがおすすめです。

爪のお手入れ、シャンプーやトリミングなど

床や固い地面を歩くときにカチカチといった爪の音が気になったら、爪切りのタイミングかもしれません。犬の爪を切ってあげることは、こちらが怪我をしないようにするためだけでなく、犬自身のケガや病気予防にもなります。嫌がらなければ定期的にお風呂で洗ってあげるのもお手入れの一つです。トリミングは、特にロングヘア―の犬種や、プードル、マルチーズなど毛が伸び続ける犬種の場合必須です。そしてカットはプロの手に任せることをおすすめします。

年に1回はワクチンや健康診断を受けよう

犬を飼うと、恐らくワクチン接種のハガキが届くようになります。基本は年に1回を勧められていますが、最近では高齢犬になると控えた方がいいと言われることもあります。ワクチンを受けるかどうかについても含めて、健康診断もかねて一年に1回、健康診断をしてもらうのもおすすめです。犬はフィラリアと呼ばれる、蚊を通して発症する病気になりやすいです。あるいは肝炎になったり、寄生虫がいつの間にか入り込む可能性もあります。病気の早期発見、健康維持のためにも、獣医さんに診てもらう機会は作りましょう。

人も犬もハッピーでいるためにしっかり見守り、ケアしよう

かわいいだけじゃない!でもいてくれるだけで生活が明るくなることもある

犬と暮らすということは、単純に「かわいい」だけですむことばかりではありません。しっかりしつけをしないと、お互いにストレスになったり、ケガにつながることもあります。それでも、日々犬がそばにいてくれることは、それだけで家族全員の生活が明るくなったり、癒されたりします。犬は人と違い、言葉を話すことができません。また、ごはんやトイレの掃除も自分ではできません。飼い始めたその日から責任を持って、身の回りの世話だけでなく、体調に異常がないかなど見守る必要があります。怒るときは怒り、ほめるときはほめて、適度にスキンシップを取りつつお互いに良好な関係を築いていきましょう。

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