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「我が家に犬がやってきた!」まずはご飯とトイレのお世話をしよう

子犬がやってきた

かわいい犬がおうちにやってきたら、なでたり抱っこしたりと触りたくなるものです。でも、ちょっと待って。犬の気持ちに立ってみると、どうしてあげることが一番いいのでしょうか。今回はおうちに犬を迎えたときの対応について、注意したいことをまとめました。

犬を迎え入れてもしばらくはそっとしてあげよう

楽しみにしていた家族が増えたのですから、すぐにでも遊びたい!と思いますよね。とはいえ犬にとってみれば、今までいた環境からいきなり違うところに連れてこられて、それだけでストレスを感じている可能性大。子犬なら特に少し移動するだけでも負担になるものです。そのため、遊びたい気持ちをグッと我慢してしばらくそっとしておいてあげましょう。

最初はご飯とトイレ掃除だけでOK

我が家に慣れてくれるまでは、とりあえずご飯をあげてトイレ掃除をする、まずはこれだけでOKです。2~3日は様子を見て、たっぷり休ませてあげてください。「寝てばっかりだな~」と思われることもあるかもしれませんが、それで大丈夫です。起きたらご飯をあげて、トイレをしたら片付けて清潔に保つようにします。子犬のご飯や作り方には次のようなポイントがあります。

子犬のご飯の作り方【ドライフード】

犬のごはんには、ドライフードやウェットフード、モイストフードなどがあります。子犬の場合はまだ嚙む力が強くないため、柔らかめで栄養価の高いものを与えるのがポイントです。今回は、一般的なドライフードを使った子犬のご飯の作り方をご紹介します。

  1. ドライフードを計量カップに入れる
  2. ドライフードと同程度のぬるま湯を加える
  3. そのまま10~20分ほど待つ
  4. スポンジ状にふやけたら子犬用栄養補助食をかけて完成

ポイントは、ドライフードをぬるま湯でふやかすことです。硬さや量については、様子を見て調整します。最後に子犬用栄養補助食をプラスしますが、口をつけないようであればウェットフードを混ぜたりトッピングしてみてください。

子犬のご飯の作り方【ミルク】

ご飯と一緒に栄養価の高いミルクも用意します。もしご飯をあまり食べないときは、ご飯はなしにしてミルクだけで様子を見てみましょう。

  1. 子犬用の顆粒フードを用意し、お湯(75℃くらい)でふやかす
  2. 子犬用ミルクとブドウ糖を加える
  3. 水で冷ましながら混ぜて完成

ミルクを作るときは、計量スプーンを使ってきっちり分量を計ることが大切です。子犬用の顆粒フードはそれだけで離乳期の栄養素を全て含んでいて便利な上、お湯を注いだだけで粥状になるので手軽です。子犬用ミルクとブドウ糖で栄養価とともに甘い風味がつけられます。とろとろになるまでしっかり混ぜましょう。人間用の牛乳はおなかを壊す恐れがあるので与えない方が無難です。

ご飯のあとにお水をあげよう

ご飯と一緒に用意する水は、最後にしっかり飲ませるようにします。先に与えても、おいしいご飯の方を先に食べてしまいがち。そのため、ご飯のあとにお水をきっちり飲ませるようにしましょう。お水は犬用の機能性粉末飲料にしてもOKです。お水よりおいしく、栄養価が高いのでたっぷり飲んでくれるかもしれません。まとめると、ご飯をあげる順番としては次の通りが基本です。

  1. ふやかした子犬用ドライフード
  2. 子犬用ミルク
  3. 新鮮なお水

犬の場合、生まれてから1年くらいは一度にたくさん食べることができません。そのため成犬であれば1日2回の食事を子犬の場合は、3~4回に小分けして与えるのがベターです。生後半年ほど経てば、消化器官も発達してきます。様子をみて2~3回のペースに変えても構いません。

ご飯の中身は成長と共に変えていこう

子犬の時期から飼うおうちがほとんどですが、当然ながら子犬はだんだん大きくなっていきます。あるいは、最初から成犬の状態で引き取られるケースもあるでしょう。ご飯も、子犬の時期は柔らかめがベターですが、成長度合いに合わせて変える必要があります。

分からないときはペットショップや獣医さんに相談してみよう

成長に合わせてご飯を変えるといっても、自分の知識だけでは分からない場合もあります。あるいはそれ以前に、家に迎えた段階からあまり食がすすまないというケースもあり得ます。そんなときはペットショップや獣医さんに相談してみるのがおすすめです。

これまで食べていたものを与えると比較的スムーズ

家に迎えて、ご飯をあげてもあまり食べてもらえない場合は、もしかしたらご飯の内容が関係しているかもしれません。犬はそれまで食べていたものから急に変わると食べなくなることがあります。家に来たその日からちゃんとご飯を食べてもらえるようにするためにも、引き取るときにどんなご飯を食べていたか聞いておくのがポイントです。

目安となる分量は?

犬の適量は個体差があり、体調や年齢によっても左右されます。その上で一日に必要な食事量の目安を、次の公式に当てはめて確認することができます。

  • 犬の体重÷40=1日に必要な食事量

また、一日に必要なカロリーは、体重1kgあたり50kcalから150kcalとされています。ただし、あくまで目安ですので犬の状態に合わせて調節しましょう。

成長に合わせて量を調節するため記録をつける

ご飯の量は、それぞれの犬の成長に合わせて調節していきます。どのくらいが適切か分からない時は、ペットショップや獣医さんに相談しましょう。日ごろから体重管理と与えているご飯の分量を記録につけておけば、話もスムーズに進みます。特に体重管理は、犬の体調をはかる目安になるので、定期的に見てあげましょう。その他、便の硬さも重要になります。一般的に硬い便は食事量が少なく、柔らかめのときは多すぎる傾向といわれています。

注意!愛犬にこんな症状がないかチェックしよう

家に連れて帰ってきたら、何か変わった様子がないか注意することも大切です。

子犬のうちは急に体調が崩れることもある

まだまだ体の器官が未発達の子犬時代は、ちょっとしたことで体調を崩したり強いストレスを感じることがあります。そっとしつつも、異変がないかどうかをしっかり見守ってあげてください。

食欲不振、嘔吐はないか、便は正常か

家に来てすぐにご飯の用意や、トイレの掃除をすることになります。その際、ちゃんと食べるか、食べても吐いたりしていないかをチェックしましょう。特に生後2か月前後までは、半日ご飯を食べないだけで低血糖になり命に関わる危険があります。それまで食べてきたものを与えたり、栄養価の高いミルクを与えるなどして栄養不足にならないよう気を付けましょう。

嘔吐については食後にすぐ運動したときや、あるいは空腹時に起こすことがあります。ただ、通常はあまりないことなので異変を感じたら病院を受診してください。さらに、便やおしっこの回数異常や緑色の便が出たとき、血尿などにも注意し、症状が見られたら診察を受けるようにします。通常は、便とおしっこは食事の回数と同程度です。

かゆがったり、目やにが出ていないか

もしお尻を床にこすりつけたり、しきりに気にしている様子が見られたときは肛門腺に分泌物がたまっているかもしれません。肛門腺は、お尻の周りにあります。ここはニオイの強い分泌物がたまりやすく、小型犬の場合放っておくと炎症を起こす可能性もあります。床にこすりつける様子が見られたときは肛門腺を絞ってあげてください。それ以外のときも、気づいたときに定期的にケアしてあげることが必要です。難しい場合はトリマーさんにお願いしましょう。

また、もし黄色や緑色の目やにが出ていたり、一日に何度も体や耳をかいている場合は病気の可能性があります。体をかくことに関しては、数回程度は通常の範囲ですが、頻繁にかいているようであれば病院で診てもらってください。さらに、鼻の下が異常に濡れているときは風邪を引いていることがあります。

それ以外にも、皮膚に傷や湿疹、変な脱毛ができていないかもチェックしましょう。なるべくこまめにチェックすることが早期発見にもつながります。

寝ているとき、普段の様子も見守ろう

犬の寝ているときの姿勢も、ストレスや不安をはかる目安になります。例えば、快適な温度の場合はおなかを出して寝ることが多くあります。反対に、丸まって寝ていたり、暗いところに行きたがる場合は不安な状態か、体調が悪い可能性があります。あるいは寒いと感じていることもあります。

犬の様子を見守ることがお世話の第一歩

異常がないかチェックつつ、成長に合わせてご飯を調節、少しずつお互い慣れていくのがベスト

家に来て最初のうちは、まずは食事やトイレの掃除といった必要最低限のことだけをしてあげましょう。落ち着くまではたっぷり寝かせてあげるのが第一です。ご飯は引き取るまでに食べていたものを確認しておくと、来てすぐでも比較的スムーズに食べてくれます。特に生まれて間もない子犬の場合、きちんと栄養摂取しないと命に関わります。こまめに栄養補給してあげましょう。成長に合わせて回数を減らしたり、量を調節してみてください。家に慣れてくれるまでは、そっと見守りつつ異常がないかチェックして、無事に大きくなってもらいたいですね。

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