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犬のしつけ|まずは「トイレ」から覚えさせよう

子犬とトイレ

犬が家に来たらまずはたっぷり休ませてあげることが大切です。そして2、3日経ちそろそろ慣れてきたかな?と思ったときがしつけの始まり。様々なしつけがありますが、まず第一に「トイレ」のしつけから始めましょう。

犬のトイレサインに気づこう

一度覚えてしまえば安心できるトイレですが、初めからうまくいくことはありません。段階を踏みながら、少しずつ覚えさせましょう。

慣れるまでトイレの場所へ連れて行く

「トイレ」というものを犬に覚えさせるためには、まずは飼い主である私たちが犬の様子で察するのがポイントです。サインに気づいたら「ここがトイレだよ」と連れて行ってあげることから始めます。

このサインが出たときはトイレかも

基本的に犬がトイレに行くタイミングは、ご飯の後など決まっています。例えば、次のような行動を起こしたらトイレの合図である可能性が高いので気を付けて見ていましょう。

  • 周囲のニオイをかぎ始める
  • 同じ場所でくるくる回りだす

ご飯の後以外でも、このような行動が見られたらトイレが近いと考えられます。

うまくできたらほめる

トイレのサインを感じたら、サッとトイレトレーにつれていき、様子を見ます。そのまま上手にトイレができたら、十分にほめてあげましょう。ほめるときは成功した瞬間にほめます。時間差でほめても、犬にはなぜほめられたのかわからないからです。また、このトイレトレーも、それぞれの犬に合わせたサイズのものを選ぶようにします。

ほめ方のコツは「オーバーリアクション」

初めて犬を飼われる方は特に、どんなふうにほめたらいいかわからない、と思われるかもしれません。ほめ方はちょっとオーバーなくらいがちょうどいいです。声もいつもよりワントーン高めにしたり、普段の話し声より明るく、大きく出す事を心がけましょう。

いつもと違う様子を見せることで、「トイレ成功=いいこと」と犬にわかるようにするのがポイントです。声だけでなく気持ちを込めて、体を優しくなでてあげるのもおすすめです。少量であればごほうびのおやつも効果的です。

自発的に行けるようトイレまで誘導する

ある程度家に慣れ、サークルから出て触れ合う時間を持てるようになったら、次のステップに進みましょう。

犬にトイレの場所を覚えさせるよう徐々に慣らしていく

家の中を自由に行動する時間を持つようになったら、自分でトイレの場所まで行けるようにしつけていきます。それもいきなりできるわけではないので、こちらから徐々に誘導していくのが理想的です。

トイレの場所は一定に

トイレの場所はあちこち動かさないようにしましょう。それまで連れて行っていたサークル内の同じ場所か、サークルの外に設置する場合は、人の行き来があまりない場所を選びましょう。

トイレは同じものを使用する

トイレを覚えるまでは、それまで使っていた同じトイレを使用します。そうすれば「これはトイレだ」という犬の認識にも結び付きやすくなります。

自由にするのは一緒にいられるときだけにする

サークルの外にトイレを設置する場合は、私たちが一緒にいられるときだけサークルの外に出すようにします。犬は基本的に決まったタイミングでトイレをする習慣があります。こちらの目があるときだけ外に出せば、その分トイレのタイミングをはかりやすくなります。また、犬にとっても「外に出してもらえたときがトイレのとき」と思わせることで失敗を防ぐことができます。ちなみに犬のトイレのタイミングは一般的に次のようなチャンスが考えられます。

  • 食事のあと
  • 運動のあと
  • 興奮したとき
  • 目が覚めて動き出したとき

食事や運動したあとは腸が動きやすくなります。興奮したときや、遊んだりしてはしゃいだあとに気を付けていましょう。また、朝だけでなくお昼寝のあと目が覚めてもぞもぞし出したときもトイレのチャンスです。自分からトイレにいって上手にできたら、その瞬間にほめるようにしましょう。ある程度、タイミングがつかめてきたら「そろそろかな」と気を付けてみていることも大切です。

なかなかトイレを覚えてくれない・・・

トイレを覚えるスピードは犬によってそれぞれです。1~2カ月かかる場合もあるので、焦らず「いつかは覚えてくれる」と思って根気よく教えてあげましょう。

失敗しても叱るのは逆効果

なかなかトイレを覚えてくれないと、イライラしてつい叱ってしまうこともあるかもしれません。しかしそれは逆効果です。もしかしたら、人間が「叱っている」ということを、犬にとっては「遊んでくれている」と勘違いしてしまう場合もあります。特に、次にご紹介するような、やってはいけないことを意識するようにしてみてください。

「トイレ=恐怖」に結びつかないようにする

何度も失敗されると「いい加減にして!」と怒りたくなる気持ちは分かります。しかし、そうして怒ることで犬にとって「トイレ=怖い」と嫌な記憶を作ってしまうと、どんどん覚えるのが遅くなるかもしれません。

  • 怒った顔を見せる
  • おしおきする
  • 名前を呼んで叱る
    • こうした行為は良くない思い出として犬にインプットされる恐れがあります。なおかつ、犬には「トイレの失敗をしたから怖い思いをした」とは理解されないことがほとんどです。なんで叱られたのか分からず、ただただよくない思い出になり、名前を嫌いになったり、私たちが怖い存在になって、ますます排せつしなくなることもあります。

      失敗したときは「静かに片付ける」

      叱ると逆効果になるなら、失敗しても静かに片付けて騒がないことが、早く覚えてもらう近道になると考えられます。思うように覚えてくれないと怒りたくなる日もあるかもしれませんが、誰もが最初は通る道・・・と思うようにしましょう。

      覚えてくれるよう工夫も必要

      場所がわからなくて、トイレを失敗してしまっている可能性もあります。何度か見ていてうまくできないようであれば、新しいトイレシートにおしっこを吸い取り、それをトイレトレーにあらかじめセットしてみましょう。そうするとニオイでトイレを認識しやすくなります。あるいは、同じくニオイでトイレが覚えられるようにする「しつけスプレー」というグッズもあります。これならトイレシートにしゅっと吹き付けるだけで済むので手軽です。

      また、同じ場所でトイレをしないようであれば、まずはトイレシートを多めに使って広範囲のトイレを作りましょう。そうすれば「どこでしてもトイレ成功」というシチュエーションを作りやすくなり、ほめることができます。この方法で、少しずつ犬にトイレを認識させ、範囲を狭めていくのも一つの方法です。

      しつけは忍耐力

      犬がやってきて第一関門ともいえるトイレのしつけは、場合によっては長期戦になることもあります。何度も失敗されるとストレスを感じるかもしれませんが、忍耐力が肝心です。

      工夫をしながら徐々にステップアップを

      人間だって最初はそうですが、犬もはじめからトイレを知っているわけではありません。まずはこちらでトイレに連れて行ってあげることからはじめ、慣れて来たら少しずつ自発的に行けるよう誘導します。「トイレに行きやすいタイミング」や「トイレが近いサイン」は持っているので、それに気づいてあげることも、認識を早めるきっかけになります。

      なかなか覚えてくれなくても、怒ったりすると逆効果になってしまうことがあります。最初はどこでしてもいいようにトイレの範囲を広く取って徐々に狭めたり、覚えやすくするようニオイを付けたりと、徐々にステップアップできるよう導いてあげましょう。

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