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猫と遊ぼう|飽きずに楽しめるおもちゃを用意しよう

猫と遊ぶ

猫は動きのあるものが大好きなので、ノッてくれるときは私たちの手足の動きに反応することもしばしば・・・ただそれでは私たちの方が嚙まれて痛い思いをする可能性もあるので困りますよね。猫と一緒に遊ぶときに使えるよう、猫が好きなおもちゃを用意しておきましょう。

系統別で揃えよう、猫が楽しめるおもちゃ

猫が好むおもちゃは、基本的には狩猟本能を駆り立てるような動きを出せるかどうかが最大のポイントです。その上でいくつかの系統に分けることができます。同じおもちゃだと飽きてしまうこともあるので、色んな系統のおもちゃや、同じ系統でもタイプの違うものを揃えておく方がよいでしょう。

猫じゃらし系おもちゃと遊び方

猫の大好きなおもちゃの代表といえば猫じゃらしですよね。いつの時代も猫の心をくすぐるおもちゃの一つです。さまざまな種類があるので、タイプや形の違うもので猫のお気に入りのタイプを探してみてください。

棒タイプの猫じゃらし

棒の先にネズミや虫など、「獲物」がついている猫じゃらしも人気です。より猫に夢中になってもらえるようにするためには、こちらも本物のような動きを追及したり、猫の気を引くような動きをすることがポイントです。例えばジグザグに動かしたり、速さに変化をつけてみましょう。床にはわせる場合は、ただまっすぐ動かすだけだと興味を引くことができない場合もあります。猫にインパクトを与えられるよう、「生きているような」動きを意識してみてください。

また、立った状態でおもちゃを上に振り上げたりするのも効果的です。猫の目線が上下に動けば、興味を持ってくれる可能性ありです。そのときも、動きに変化をつけることをお忘れなく・・・。

ひも付きタイプの猫じゃらし

同じ猫じゃらしのような系統で、棒が釣り竿状になっていて糸の先におもちゃがついているタイプがあります。このタイプだと糸のおかげで不規則な動きを出すことが可能になり、猫の興味を引くことにつながります。このおもちゃを使うときは、立った状態で釣り竿を垂らすように糸を下ろし、猫が見てくれたところで引き上げます。ピン、と引き上げたりユラユラと揺らしてみたり、いろんな動きを加えてみてください。単調になると猫も飽きてしまいます。

さらにこんな動きも足してみよう

上下左右に動きを加えるだけでは猫のノリがイマイチだったり飽きてしまうことがあります。そんなときは回転も取り入れてみてください。ポイントは、猫の目の前でできるだけ大胆に、大きく回すことです。その動きについてくる気配が感じられたらしめたもの。回転の速度を変えたり、動きにためを作ったりしてさらに猫の気を引きましょう。

音が出る系統のおもちゃと遊び方

猫は狩猟本能を持つ動物です。そのため、動くものや音の出るようなものを追いかけることは、狩りをしている気分を味わえるので大好きなのです。そうした本能を満たしてあげられるおもちゃも用意してあげましょう。

ボール系おもちゃ

追いかけられるおもちゃといえばボールです。コロコロ転がっていく様子に心奪われる猫も多いようです。できれば鈴など音が出るボールにしてあげましょう。置いておけば一人のときも遊んでくれます。

獲物系おもちゃ

ネズミなどの人形も置いておくだけで楽しんでくれるおもちゃの一つです。こうした人形も猫が嚙んだ時に音が出たり、キックやパンチをするとカサカサ音がするものだとさらに喜んでくれます。シンプルですが、だからこそ飽きずに長く遊べるおもちゃと言えます。

猫とネズミ

変化を加えてさらに楽しんでもらおう

ボール系のおもちゃは単純に転がしたり投げたりするだけで楽しんでくれますが、ノッてきたときは投げた「フリ」をするフェイントを混ぜるのも効果的です。また、猫がそうしてボールを探している最中にひょっこり横から出してみたり、カーテンの後ろに隠してみたりという動きを加えるのも一つです。猫は見え隠れするものにも、興味を惹かれることが多くあります。

獲物系のおもちゃも同様に、上手に隠したり見せたりという動きを加えてみてください。ただし、最初は気を引くためわざとよく見えるようにおもちゃを置くのがポイントです。猫が少しノッてきたなと思ってから、ふっと家具の影に隠したり、カーテンの後ろにおもちゃを持っていって、そこでチラっと姿を見せたり隠したりを繰り返します。そうすると、猫としても狩りの気分がさらにアップして、夢中になってくれるはず。

その他にもまだまだある、おもちゃの種類と遊び方

ご紹介したおもちゃ以外にも、猫が楽しんでくれるおもちゃはまだまだあります。

光らせ系のおもちゃ

暗いところで壁などにライトを照らすと模様が出てくるような光らせ系のおもちゃもあります。影の動きを工夫することで、獲物が動いているような気分を猫に味合わせることができます。単純に壁に作った模様を動かすのでもいいですが、さらに一工夫するなら壁から天井まで広範囲に動かしたり、不規則な動きを加えるのがおすすめです。

ニオイ系のおもちゃ

猫の好きなまたたびやキャットニップなど、香りのついたおもちゃも好んで遊んでくれます。エネルギーたっぷりの成猫期であれば、ニオイをかぎながら嚙んだり蹴ったりと楽しんでくれますし、シニア期に入ってからはニオイを嗅ぐだけでも楽しむことができます。次第に自分のニオイが染み込めば、安心できるおもちゃにもなります。

身の回りにあるもので遊ぶ

猫は狭いところに入ることも好きです。くぐって遊べるトンネルや、すっぽりはまることのできる箱などを置いておくのも一つのおもちゃになります。こうしたおもちゃはシニア期の猫が好んで遊ぶ傾向があります。その時期になると、成猫の頃ほど活発に動き回るということは少なくなりますが、薄暗かったり狭い場所にいることで安心する、ということも多いようです。

他にも、もし紙袋やビニール袋があれば、その袋を膨らませて口を猫の方に向け、底をカリカリ叩いたりしてみるのもおすすめです。猫からすると「袋の底面の向こう側に虫など動くものがいる」という気分になるようで、気分がうずうずするとお尻をふりふりさせ、袋の中にスライディング!なんてことも。さらに気分が興奮したときは、こちらが底面をカリカリするたび、必死で底面を猫パンチしたり飛びついたりと夢中になってくれます。

箱に入った猫

猫が遊ぶおもちゃには工夫が必要

猫じゃらしやボールなど、単純なものでも猫にとっては楽しいおもちゃです。ただ、ずっと同じ動きをするだけでは猫もすぐに飽きてしまいます。なるべく長く楽しんでもらうためには動きに変化を加えるなどの工夫が必要です。

ノッてくると目はらんらん、前足は準備万端、お尻もフリフリ

遊ぶときは、まず猫の注意をひくためにわざとよく見える位置でおもちゃをチラチラさせましょう。そうして注目させてから、目線がおもちゃに固定されたらタイミングを見計らって動きを加えます。サッと引き上げたり、ゆっくり動かしてみたりと色んな動きを試してみましょう。気分がノッてくると、目はらんらんと輝き、前足を出してくれるはずです。あるいは飛びかかろうとお尻をふりふりして、タイミングを計りはじめるかもしれません。飛びかかった瞬間、おもちゃをひっこめると猫はますます夢中になることも多くあります。

遊んでいるときはこちらも、狙われている獲物の気分になって、本気で猫との駆け引きを楽しみましょう。ただし、遊びの最後はちゃんと猫に「捕獲」させてあげてくださいね。そうしないと猫としては欲求不満やストレスがたまり、発散することができないからです。同じおもちゃでも、いくつかローテーションさせたり動きを変えることで常に楽しく遊んでくれます。その中でも猫のお気に入りを探り、いつでも楽しんでくれるようなおもちゃを見つけましょう。

猫のおもちゃ選びと遊び方のポイント

  • 猫のおもちゃには猫じゃらし系や音の出るもの、光らせ系などさまざまな系統のおもちゃがある。
  • それぞれ遊ぶときは、単調な動きだけではなく動かし方を不規則にしたり、速度に変化を付けたりして猫の気を引こう。
  • 物陰からチラチラ姿を見せたり、壁に影を映して動かすというのも効果的。
  • いくつかのおもちゃを用意し、その中からお気に入りを探そう。ただし、いつも同じおもちゃを使うのではなく、ローテーションさせるのがおすすめ。身の回りのものを活用することもできる。

色々工夫して動かすことにより、猫もそれに応えてくれます。ただし、遊んでいると夢中になって、猫も周りが見えなくなる可能性があります。ボールなど広範囲で動くことが多い遊びの場合は、猫がどこかにぶつかってケガをしたりしないよう、なるべく障害物などがない広いところで遊ばせるようにしましょう。

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