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猫と遊んで絆を深めよう|一緒に遊ぶときのコツやポイント

猫と遊ぶ

こちらがいくら遊ぼうとしても、なかなか乗ってくれないのが猫のつれないところ・・・とはいえ、猫にも遊んでほしいタイミングがあるので、その気配を上手につかむことができれば一緒に楽しく遊べるはずです。今回は、猫が発信する「遊んで」という合図や、遊ぶときのコツなどをご紹介します。

こんなときは「遊びたい」合図かも

基本マイペースな猫ですが、いつもいつも一人でいることを好むわけではありません。時にはさりげなく私たちに「遊びたい」サインを出してくれていることがあります。一緒に遊ぶことはコミュニケーションとなり、絆や信頼関係を深めるチャンスです。そんなタイミングを逃さないようにしましょう。

遊びたいときは猫の方から行動してくる

猫は気分が乗らないと、こちらがいくらアプローチしたところで見向きもしません。そのため、猫から次のような行動をしてくれるのを待ってみましょう。

じっと見つめてくる

瞳をうるうるさせて見つめてくるときは「遊んで」のサインの可能性があります。おもちゃなどを使って、ちょっと試してみるのもいいかもしれません。

近寄ってくる

自分からはあまり寄ってこない猫が、自ら近寄ってきたときも脈ありのサインです。

乗ってくる

ソファなどに座っているときに体の上に乗ってきたら、これはかなり確実な「遊んで」サインと言えます。

猫と絆を深めるための遊び方のコツ

せっかく来たチャンスを活かして猫と上手に遊ぶためには、いくつかのコツがあるようです。もちろん気まぐれな性格を持つ猫なので、確実とは言い切れないものの遊んでみる価値はあります。

1回あたりの時間は10~15分くらいで切り上げよう

いくつかあるコツのうち、全体を通して言えるのは1回あたりの遊ぶ時間は10~15分くらいにするのがポイントです。構いすぎると猫も疲れてしまうからです。短時間の遊びを1日2~3回繰り返すことでコミュニケーションが深まります。遊ぶ時間を意識して、次にあげるようなことを取り入れてみましょう。

「獲物」になりきり最後は「キャッチ」

猫は狩猟本能を持つ動物なので、動くものに興味を示す傾向があります。そのため、猫と遊ぶときは、こちらが「獲物(ねずみ、虫、小鳥など)」になりきって、その動きをしてあげることが大切です。更に、動きをまねるとともに、捕まえられそうになった瞬間サッと身をかわしたり、時にはピタッと行動を止めて気を引いたりと、猫とのかけひきを楽しみましょう。

あるいは、扉やついたてなどを使って、物陰からチラッと姿を見せたりするのも効果的です。特に、同じ間隔で姿を見せるのではなく、イレギュラーにすることでより猫も夢中になってくれます。ただ、最後まで逃げ切ってしまうと猫としても面白くないので、遊びの最後は必ず猫に「捕獲」させてあげましょう。そうすることにより、それまで溜ったフラストレーションを発散させてあげられます。

おもちゃはローテーションしよう

猫のおもちゃはたくさん売られていますが、できれば色んなおもちゃをローテーションで使うことをおすすめします。同じものだと飽きてしまうからです。例えば、同じ猫じゃらし系のおもちゃを使うとしても、棒タイプや紐タイプ、棒の先に長い紐がついたタイプなどさまざまです。同じ系統でも動きが違うだけで、猫としても飽きずに長く楽しむことができます。

また、おもちゃは身の回りのものを利用してもOKです。紐やボール、ビニール袋など何気ないものが猫にとって楽しいおもちゃになることもあります。ただし尖ったものや口に入って誤飲につながりそうな小さいものなどは避けるようにしましょう。

子猫と成猫とで遊び方も変わる

成長に合わせて遊び方を変えるのもポイントの一つです。子猫の時期は何もかもが目新しく、その分何にでも興味を示してくれるため、成猫に比べてボールや毛糸玉、紐など動きの単純なものでもおもちゃになり、比較的楽しんでくれます。置いておけば一人のときも夢中になって遊んでくれます。このように一人で遊ぶことも、子猫にとっては成猫になるための体力づくりの一環になります。ただし、この時期に使うボールなどはケガの心配が少ないゴムボールなどの柔らかいボールをおすすめします。

これが成猫になると、単純な動きだけでは少し物足りなかったり、興味を示してくれなくなることもあります。そのため猫が楽しんでくれるように、こちらも「獲物」としてそれらしい動きをしたり、おもちゃを使う場合もある程度、高度な動きを加えてあげることが必要です。

子猫は体力がまだそんなにないので、少し遊んだら寝てしまうことも多いですが、成猫になれば気力体力ともに十分。能力もアップするので、こちらもそれに合わせてより「本物」感を出すよう頑張ってあげましょう。気持ち的には、本当に猫に追いかけられている気分で駆け引きをするほうが盛り上がるかもしれませんね。

子猫と遊ぶ

猫のあるある、こんな行動にガッカリしないで

人間同士ならあまりしない行動も、猫同士ではすることがあります。そんなときは、驚いたり怒ったりせず、「寂しいけどそういうものなんだな」と受け入れてあげてください。

「遊んで」サインが消えることも多い

猫の気持ちは秋の空より変わりやすいものです。「遊んで」サインを出してきたと思っても、実は違ったということも多々あります。例えば、次のような行動をとることがありますが、「それも猫だな」と受け入れ、次のタイミングを楽しみに待つことをおすすめします。

自分から来たのにすぐ飽きる

「遊んで」サインを出してきたのに、少し遊んだらすぐ満足してどこかへ行ってしまったり、せっかく遊ぼうとしたのに興味をなくしたようにどこかへ行ってしまう、なんて行動も、猫にはよくあります。一体なにが理由かは猫にしかわかりませんが、こんな自由な行動も「猫だから・・・」と許してあげましょう。

なかなかノらない

猫は大人になると遊ばなくなる、といわれることもありますが、そうでもありません。成猫でも「遊びたい」と思ったらノッてくれるものです。ただ成猫ともなると、簡単な動きではなかなかノッてくれません。前述した通り、こちらも「獲物」になりきって本物のような動きをしないと興味を失ってどこかへ行ってしまうことが多くあります。

もしかしたら臆病なだけ、ということも

猫によっては、猫じゃらしを差し出すとじっと見つめるものの遊んでくれないこともあるかもしれません。このような場合、今がそういう気分じゃないというケースもありますが、それ以外にも、興味はあるけど臆病で飛び出すチャンスをつかめていない可能性もあります。もしこういう様子が見られたときは、すぐに諦めるのではなく少し様子を見て色んな動きを試してみましょう。まずはおもちゃを「怖くない」と思わせることが大切です。動きを変えたり、おもちゃを変えたりするうちに、猫も本能がくすぐられて飛びついてくれるかもしれません。

また、複数で猫を飼っていると、何匹かはすぐにノッてくれるものの一匹はじっと見つめているだけ、ということもあります。それも他の猫に先を越されてしまい、タイミングを失ってしまっただけかもしれません。様子を見てその子も遊べるよう、上手に順番を回してあげましょう。

猫と遊ぶのはタイミングが大切

自由気ままな猫とはいえ、いつも一人でいたいわけではありません。猫にも「遊びたいな」という瞬間はあるので、私たちはその合図を見逃さず、タイミングをつかむことがポイントです。

遊ぶときはこちらも本気で遊ぼう

猫と遊ぶときは、こちらも「獲物」になりきって本気で遊んであげましょう。テレビを見ながら片手間に・・・なんてしていると、猫にもその気持ちが伝わってしまい、せっかくの遊べるチャンスを逃してしまいます。1回あたりの時間は短くても、その間猫が夢中になって「狩り」ができるよう、こちらも色んな動きを加えたりして猫との駆け引きを楽しみましょう。そうすれば次第に猫との関係も深まるはずです。

猫と遊ぶときのコツは「飽きさせない」こと

  • 猫と遊ぶときはタイミングが大切。じっと見つめてきたリ、近寄ってきたリ体に乗ってきたリと「遊んで」の合図を見逃さないようにしよう。
  • 1回あたりの遊ぶ時間は10~15分と短めに。それを1日のうち2~3回行うのがベスト。
  • 遊ぶときにこちらは「獲物」になりきることが大切。色んな動きをしたり物陰を上手に活用し、猫との駆け引きを楽しもう。こちらが本気なら猫も夢中になってくれるはず。
  • 同じおもちゃは飽きられてしまう可能性が高いので、ローテーションするのがおすすめ。新しく買わずとも身の回りのもので十分楽しめることも多い。
  • 猫は気まぐれなので「遊んで」の合図が急になくなることもあるが受け入れよう。ただしおもちゃなどの動きをずっと見つめているようであれば、興味はあるけどタイミングを失っただけということも。そんなときは少し様子を見よう。

成猫になるにつれ、単純な動きでは興味を示してくれなくなることが増えます。いつでも猫が楽しんでくれるよう、こちらも動きを工夫するなどの努力が必要になります。

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