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猫好きを活かしたい!猫にまつわるお仕事や資格とは?

猫好きと仕事

最近は猫ブームとも言われ、猫の人気がどんどん高まっています。その中には、猫が本当に好きで、猫にまつわる仕事をしたいと考える方もいるのではないでしょうか。今回は、猫に関わる仕事や資格について、どのようなものがあるか調べてみました。

猫のお手入れ・ケアをする仕事や資格

お手入れをしたり、癒したり・・・

猫にまつわる仕事はたくさんありますが、まずは猫たちのお手入れ・ケアをする仕事をいくつかご紹介します。

キャットトリマー

犬のヘアカットや爪切りなどお手入れをするのと同様に、猫にも毛並みを美しく整えたり、毛をカットする美容師がいます。これが、キャットトリマーやキャットグルーマーと呼ばれる仕事です。とはいえ、猫専門の美容室は数としては少なく、ほとんどは犬など他の動物のお手入れをすることになります。もちろん独立して、自分のお店を持つことになれば「猫専門」として始めることも可能です。

資格の種類は、「トリマー」や「トリミング技能士」、「ペット・グルーミング・スペシャリスト」があり、それらの資格を取得していると働く際に安心です。民間の資格なので、持っていなくても仕事を始めることはできますが、利用する側から信頼してもらうためには、資格を持っている方が有利なことが多くあります。資格を取得するためには、専門の学校に通うか、通信講座で勉強する方法があります。

動物アロマセラピスト

人間がアロマの香りに癒されように、動物にも同様の効果があります。動物アロマセラピストの仕事は、猫だけでなく犬などにも、植物由来のアロマオイルを使用して、ストレスを緩和したり、健康づくりをサポートする仕事です。人間と同じ精油を使えるわけではないので、専門的な知識が必要です。まだ新しい分野の仕事ですが、ペットを飼う家庭が一般的になった今、これからますます需要が高まると予想されます。

動物アロマセラピストの資格は、JADP認定の「ペットセラピスト」や、JPC認定「ペットアロマセラピスト」、アロマアドバイザー認定の「動物アロマセラピスト資格」などいくつか種類があります。通信講座もあるので、自宅で愛猫とともに楽しみながら勉強することもできます。

動物アロマセラピスト専門の求人はあまり見かけませんが、トリマーなど他の仕事にプラスしてできる特技として資格を取得しておくと有利に働くことができます。

キャットフレンドリーパーソン

猫は動物の中でも我慢強いと言われる性格で、体の不調を隠そうとする特徴があります。そのため、猫の体の仕組みやしぐさ、普段の行動を知っておくことにより、病気のサインをいち早く察知することができます。あるいは、猫の出すサインから不調の原因を探ることもできます。そうした猫の生態や飼育方法、健康管理など、猫に対する正しい知識を備えた者に認定される資格が、キャットフレンドリーパーソンです。

この資格は、猫好きの人であれば、比較的取りやすいと言われています。そのため、この資格を使って専門的な仕事をするというよりは、愛猫の健康管理やボランティアなどの場で活用することができます。こうした勉強を通して正しい知識を学ぶことにより、猫と過ごす時間をさらに充実させることができます。

また、試験では猫の文化や思考、雑学や豆知識などの問題が出ることもあります。猫好きとしては、取得しておいても損はないですね。

猫と飼い主との懸け橋になれる仕事

お互いが快適に過ごせるようお手伝い

猫を飼う家庭が増えていますが、それに伴いどうしてもトラブルやストレスも出てくるもの。さらに、昔に比べて猫の寿命が延びている今、年老いた猫でも穏やかに暮らせる環境が求められます。それぞれの成長過程で起こり得るトラブルに対し、猫と飼い主の間に立って、的確なアドバイスをする仕事があります。

キャットケアスペシャリスト

キャットケアスペシャリストは、一般社団法人日本ペット技能検定協会の認定講座の一つで、通信講座でも取得することができます。猫の体の仕組みや病気を始め、猫やペットについてトータルに学ぶので、トリマーなど猫にまつわる仕事を考えるのであれば、この資格を持っていると、より「猫のスペシャリスト」としてのアピールができます。

実際の仕事では、飼い主に猫の飼い方やしつけの仕方についてアドバイスをする、あるいは猫のしつけをするなどの業務を行います。猫に対しての専門的な知識が、今後ますます求められることが予想される中、猫と関わる仕事をしたい、または猫のことを深く知りたいと思う方は、勉強する価値が十分にあります。

キャットシッター

飼い主が留守の間、ご自宅にお伺いして飼い主の代わりに猫のお世話をする人を「キャットシッター」と言います。最近は一人暮らしの人でも猫を飼う人が増えています。猫は比較的、留守番が苦にならないと言われていますが、それでも長期間留守にするときは、ご飯やトイレなどの掃除を誰かがしなければなりません。そんなときに、キャットシッターが活躍します。

取得していた方がいい資格として、「ペットシッター」があります。キャットシッターとして、猫専門で仕事をすることは難しいかもしれませんが、独立開業を目指すことは可能です。特に、他の資格と合わせて猫に関する知識を持っている人は、利用者からも信頼を得ることができます。

独立をせずとも、こうした資格をもっていると、動物病院やペットショップなど、猫に関わる仕事への就職を目指す際に優遇されます。

認定動物看護師

動物病院で困っている猫を助けたい、という人には認定動物看護師という仕事があります。民間の資格ですが、動物看護学が学べる学校に通うか、認定動物看護師統一認定機構が定める審査で認定されると資格を取得できます。獣医師の補助をする立場であるほか、飼い主の相談に応じるなど、幅広い仕事をすることができます。

癒しの場を提供する仕事

猫とともに楽しい空間や癒しの時間をつくる

猫は好きだけれど家では飼えないという人やストレスを感じている人、癒されたい人に猫と触れ合う場所を提供する仕事もあります。

猫カフェ

最近では色々な「○○カフェ」がありますが、猫カフェはその中でも一般的にずいぶん定着したように感じられます。猫が好きでも飼えないという人にとっては、つかの間のひとときでも、猫と一緒に過ごせる幸せな空間です。このような癒しの空間を提供することができます。

カフェを開業するためには、何匹かの猫を「店員」として飼育する必要があります。そのため、ペットショップを経営するのに必要な動物取扱業の登録や、責任者を選任しなければなりません。さらに、カフェということで、衛生管理もしっかりと行う必要もあります。

また、店員として出す猫の体調管理などもしなければならないので、キャットケアスペシャリストの勉強などもしておく方がベターです。猫カフェの運営は、実際に始めてみるとなかなかうまくいかないなど難しい点もありますが、ドッグカフェに比べるとお店の数も少ないため、やりがいがありそうです。

動物介在福祉士(アニマルセラピー)

傷ついた人やストレスを感じている人、子どもからお年寄りまで年齢関係なく、猫など動物と触れ合うことにより、心が癒されたり活力が湧いてくるものです。動物介在福祉士は、動物の力を借りてセラピーを行うことを目的とし、これからの福祉で注目されている分野です。

病院などでも取り入れられており、ペットを飼いたくても飼えない環境の人の心を癒したり、快適な生活を送るためのサポートをする役目を担っています。動物介在福祉士には、セラピーを行う際、パートナーとなる動物に関する知識や技術が必要とされます。民間の資格で、ライセンスを発行しているところの認定を受けると取得することができます。

猫が好きというだけでなく、福祉分野にも興味があるという人にとっては、やりがいのある仕事ですね。

猫を追いかけて、カメラマン

最近では、猫を被写体に据えた写真展が多く開かれています。猫が好き、写真が好き、という人はカメラマンとしての道があります。SNSツールなど表現する場も広がっているので、これまで以上により多くの人を、自分がおさめた猫の姿で癒すことができるでしょう。

「猫好き」が幅広い仕事に繋がる

いくつかの資格を持っているとより幅が広がるのでは?

猫が好きということは、それだけでさまざまな仕事を始められるチャンスがあると言えます。猫自身のケアをする仕事もあれば、猫と飼い主との間に入ってケアを行ったり、猫を飼えない人たちを癒すという仕事もできます。獣医師のように、国家資格を必要とする仕事はほとんどないため、専門の学校だけでなく、通信講座でも取得できる資格が多くあります。そのため、猫好きの人であれば、いつでもチャレンジできる環境といえるのではないでしょうか。

また、仕事をする上で、いくつかの資格を持っていることも就職をする上で有利になることが多くあります。例えばトリマーの場合、キャットケアスペシャリストの資格があると、より猫の専門家として認めてもらえます。一つの資格にとどまらず、更に他の資格取得に向けて勉強することにより、仕事の充実にも繋がっていくことでしょう。

猫好きが活かせる仕事、資格とは

  • 猫自身をケアするトリマーや、アロマセラピスト、キャットフレンドリーパーソンなど、猫の生態を良く知ることで、猫とも通じ合える関係になれるかも。
  • 「猫の専門家」キャットケアスペシャリストや、さまざまな猫と触れ合う機会がもてるキャットシッター、認定動物看護師など、猫のしつけや性格で悩む飼い主との懸け橋になれる仕事もある。
  • 自宅で猫を飼うことができない人の癒しの場としてカフェを開いたり、セラピーを行うという方法も。高齢化社会が進む今、需要がますます高まると予想される。
  • 民間の資格が多く、通信講座でも取得できる資格が多い。一つの資格にとどまらず、いくつかの資格を持っていると就職の際に有利になる。

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