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猫の抜け毛対策はこまめな掃除とお手入れが大切

ブラッシングされる猫

猫と暮らすことは、抜け毛とも付き合っていかなければいけません。抜け毛対策は、こまめな掃除と、日々猫をお手入れしてあげることが第一です。今回は、抜け毛を掃除するときのポイントと、猫をお手入れすることでわかる体調不良についてご紹介します。

猫の抜け毛掃除の仕方

掃除機以外にも便利グッズを活用しよう

猫の抜け毛にはノミがいることもあるので、放っておくと卵が落ち、幼虫からサナギとなり、大量発生する危険性もあります。だから抜け毛はこまめに掃除することが鉄則。効率よく掃除するには、便利グッズを活用することがおすすめです。

猫の抜け毛対策用に用意しておきたいグッズ

猫の抜け毛を掃除するには、掃除機以外に、次のようなグッズがあると便利です。

  • 「クイックルワイパー」などのモップ
  • 霧吹き
  • ガムテープやコロコロテープ
  • ゴム手袋
  • タワシ
  • 空気清浄機

空気清浄機はペット用のものが売られています。部屋の大きさより一回り大きいものを選ぶと、より抜け毛対策に効果的です。ただし、同じペット用でも抜け毛対策ではなく、ニオイ対策用のものもあるので、購入する際はよく確認してみてください。

フローリングの掃除は「上から下」に

フローリングなど、床掃除に使うのはモップ、霧吹き、掃除機です。次のような手順で、上から下へと掃除すると抜け毛が舞うのを防げます。

  1. モップでそっと優しくほこりを拭き取る。
  2. 水を入れた霧吹きを、上向きにして部屋全体にまき、床にも同様に吹きかける。
  3. 掃除機をかける。

霧吹きの代わりに、加湿器をかけるのも効果的です。床に吹きかける分は、汚れ落とし効果のあるものや、消臭・除菌効果のあるスプレーでも構いません。どちらも抜け毛が舞い飛ぶのを防ぐためのポイントです。

また、天井や壁にも抜け毛はつくので、最初のうちにそっと取っておき、掃除機で吸い込むのがおすすめです。掃除機をかけるときは、排気口から出る空気で抜け毛が舞い上がらないように、常にかけおわった後の方へ掃除機のお尻が向くように気を付けましょう。

じゅうたんや衣類にはコロコロが便利

じゅうたんや衣類の抜け毛対策は、ロール状になったコロコロテープや、ガムテープです。気になったとき、こまめに掃除することができます。ですが、じゅうたんの場合、何年も使っていると古い毛が中へ入り込んで取りづらくなります。そんなときは、ゴム手袋とタワシの出番です。表面をこすると、毛が表に出てきます。あとは掃除機で吸い取りましょう。もし頑固に絡みついている場合は「毛取りクリーナー」を使うのも効果的です。

また、衣類の場合は、ぬれた手でサッと服をふいてからコロコロテープやガムテープ、エチケットブラシを使う方が、抜け毛が取りやすくなります。余裕があれば、あらかじめ静電気防止スプレーを振っておくと、抜け毛がつきにくくなるのでおすすめです。

抜け毛掃除のしやすい空間づくり、猫のお手入れ

換毛期は最低1日2回の掃除が必要

猫は春と秋に、換毛期と呼ばれる毛の入れ替えが起こります。いつもより抜け毛が増えるため、こまめな掃除も必要です。なるべく面倒に感じないようにするには、掃除がしやすい空間づくりを心がけたり、普段より猫のお手入れに力を入れましょう。

家具の配置に一工夫

猫の抜け毛は、家具と家具の隙間に入り込み、吹き溜まりが出来やすいです。だから家具の配置は、透間もないほどピッタリくっつけてしまうか、掃除機が入るくらいの余裕を持った配置にしておきます。さらに、こまごましたものはなるべく片付け、シンプルな状態にしておく方が、掃除しやすくなります。

猫の昼寝場所には毛のつきやすい布を

できればじゅうたんより、床や畳の状態の方が掃除はしやすいですが、冬場など敷物が必要な場合もありますよね。そこで、猫が昼寝する場所だけでも専用の布を敷いておくことをおすすめします。できれば、タオルや毛布など、猫の毛がくっついて舞い上がらないような素材のものがおすすめです。

換毛期は猫もシャンプーを

猫は本来、自分で毛づくろいをするので、シャンプーがあまり必要ない動物です。長毛種は毛玉ができやすいので、定期的にシャンプーしても構いませんが、短毛種であれば、基本的にシャンプーは必要ないとされています。ですが、換毛期は、毛づくろいでは追いつかないくらいの抜け毛が発生します。そのため、短毛種でも、換毛期に入ったら1回は、シャンプーをするとよいでしょう。

日々のお手入れも抜け毛対策になる

ブラッシングで健康チェックもできる

換毛期に関わらず、日々のお手入れとして、猫をブラッシングしてあげることも、抜け毛対策になります。さらにブラッシングは、愛猫の健康促進や、体調不良発見のきっかけになることもあります。

ブラッシングで血行促進効果

ブラッシングには、皮膚をマッサージし、血行促進の効果が期待できます。毎日してあげることで、愛猫の健康促進にもつながります。

換毛期のブラッシングは優しめに

元々猫はブラッシングが苦手なことが多いです。小さいうちから慣れさせるしかありませんが、換毛期はブラッシングをすると普段より痛みを感じてしまいます。痛みを感じさせないためにも換毛期は、なるべく優しくブラッシングしてあげてください。特に長毛種の場合は絡まりやすいので、気を付けないと、嚙みつかれることもあります。

換毛期以外の異常な抜け毛に注意

日々、猫をブラッシングしていると、換毛期以外の大体の抜け毛の量を把握することができます。そこでもし、換毛期でもないのに大量の抜け毛が出れば、病気かもしれない、と気付けるチャンスが生まれます。一般的に、換毛期でもないのに抜け毛が増えるケースは、次のような原因が考えられます。

  • アレルギーや寄生虫による皮膚病
  • 日光過敏症
  • 肉芽腫ができている場合
  • ストレス

病気やストレスによる抜け毛の場合、抜け毛以外に猫の様子にも異常が見られることが多くあります。例えばいつもより長時間毛づくろいをする、あるいは痒そうにしたり、体の一部分を嚙むなどの行動が見られます。

猫の抜け毛はこまめに掃除して対策を

掃除しやすい環境づくりや日々のお手入れも忘れずに

猫の抜け毛は自然と出るものですが、そのままにしておくとノミの大量発生にもなりかねませんから、こまめな掃除が必要です。抜け毛は舞い上がりやすいので、掃除は基本的に上から下へを意識し、霧吹きなどでなるべく舞い上がるのを防ぎましょう。空気清浄機や加湿器などを活用するのも有効です。また、普段から掃除がしやすいような部屋づくりにしておくのも大切です。

猫のブラッシングも、日々健康チェックも兼ねて行いましょう。換毛期にはシャンプーで一気に抜け毛を落とすのも効果的です。ブラッシングは嫌がる猫も多いですが、毎日することで、換毛期に一気に毛が抜けるのを防ぐ効果が期待できますし、病気の発見にも繋がります。愛猫の健康促進にもなるので、ぜひ小さいうちから慣れさせておきましょう。

猫の抜け毛対策はこまめな掃除と、日々のブラッシングが大切

  • 猫の抜け毛を掃除するときは、舞い上がりやすいので、掃除は上から下にが鉄則。モップでふき取ったあと、霧吹きなどで舞い上がるのを防ぎつつ掃除機をかけよう。
  • じゅうたんの毛が取りにくいときはゴム手袋とタワシでこすってからコロコロテープや掃除機をかけよう。
  • 衣類には静電気防止スプレーを振っておくと、抜け毛対策がしやすい。
  • こまめに掃除がしやすいよう、家具の配置にも一工夫を。換毛期は猫をシャンプーするのも効果的。
  • 日々、ブラッシングすることで換毛期に一気に抜け毛が出るのを防げる。同時に猫の健康促進や、病気の早期発見にもつながるので、なるべく早いうちから慣れさせておこう。

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