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新しい猫が怖がり!上手に迎え入れる方法は?

隠れる猫

多頭飼いの予定はなくても、迷い込んできたリ保護猫を引き取る等、新しい猫を迎え入れることになる可能性はゼロではありません。ですが、猫によっては怖がりで、なかなか家になじんでくれないこともあります。恐怖心が強い猫を迎え入れた場合、他の猫との折り合いのつけ方や、飼い主の接し方について調べてみました。

新しい猫を迎え入れたとき

怖がりな猫には専用スペースを用意する

新しい猫を迎え入れたとき、怖がっている様子が見られたら、まずはケージに入れ、新しい猫専用スペースを用意してあげましょう。そして慣れるまでは、ケージの中で生活してもらうのが一番です。猫は自分の縄張りがあると安心しますが、ケージが猫にとって、縄張りの役目を果たしてくれます。

ケージはタオルで包んでおく

怖がりな猫にとって、ケージは唯一安心出来る場所です。だから、より安心感をアップできるように、タオルをケージにかけるなどしてカバーしてあげましょう。出入り口から外の様子が分かる状態にしておくと、猫としては安心しやすい環境となります。

慣れてきたらケージの扉を開放する

新しい猫が少し慣れてきたら、ケージの扉は開放して、いつでも出られるようにしてみましょう。

いざとなったら逃げ込める場所として残す

新しい猫がケージから出るようになっても、何かあったときのためにケージは残しておいてあげてください。何かあった時、新しい猫にとって逃げ場所になるからです。

怖がりな猫に飼い主ができること

焦らずじっくり接する気持ちが大切

猫にとって、知らない場所にいることは、不安で仕方ないことです。新しい猫が、「ここは安全、自分の縄張り」と思えるようになるまで、飼い主はじっくり待ってあげる気持ちが大切です。

慣れるまでは目を見つめない

猫の世界では、慣れない者からじーっと目を見つめられることは「敵意」と判断されます。飼い主としては「かわいいなぁ」、「早く慣れてくれないかなぁ」と愛情深く見つめているつもりでも、猫にとっては逆効果。むしろどんどん、怖がったり、敵対してしまう可能性があります。そのため、猫が落ち着くまでは、目を合わせないようにしましょう。

猫が寄ってくるまでは「無関心」を装う

猫は敏感に、人の「気配」を察知します。怖がりな猫にとっては、飼い主が良かれと思って近づくことも「殺気」に感じられる可能性があります。怖がられないようにするためにも、新しい猫の前では、「無関心」を装うことが大事です。猫の近くに座っても、猫の方は見ないようにして、のんびり昼寝などしてみましょう。この時決して、新しい猫を意識したり、ピリピリしてはいけません。

リラックスした状態で先住猫と引き合わせる

新しい猫が、ケージの中である程度落ち着いてきたなと感じたら、一度、先住猫に対面させてみましょう。ケンカになることも多いので、初めはケージ越しの対面がおすすめです。できれば、飼い主がケージの近くに寝転がったり、のんびりしている状態のところに、先住猫もいるような形にできればベストです。

猫同士を引き合わせたら、飼い主は基本的に見守るようにしましょう。余計な手出しはしない方が無難です。最初は威嚇し合っても、徐々に仲良くなる場合もあれば、お互いつかず離れずで過ごすようになる場合もありますが、猫たちに任せるのが一番です。

怖がりな猫には飼い主の「手」を好きになってもらおう

飼い主は常に受け身でいることが大切

新しい猫がケージにいる間も、ご飯などで接しなければならないこともあります。普段はなるべく無関心を装いつつも、少しずつ飼い主にも慣れていってもらいましょう。そこでおすすめなのが、まずは「手」に慣れてもらうことです。

どの程度怖がっているか観察する

新しい猫に触ろうとするとき、まずはどの程度猫が怖がっているのかを観察することが大切です。間違って強引に触ると、余計恐怖心を高め、猫が飼い主に慣れるまでの時間を引き延ばしてしまう可能性大です。

丸めた手をゆっくり近づける

もし、全く触らせてくれないようであれば、猫が指の動きを嫌がっている可能性があります。猫にしてみれば、人間の腕や指は、どこまで逃げても追いかけてくる、怖い存在なのかもしれません。だから、ご飯のお皿を差し入れるときも、最初は指は丸めた状態で軽く握り、ケージに腕を入れるスピードも、なるべくゆっくりを心がけてください。そして、数日間は手を器に添えたままにして、動かさないようにしましょう。

猫が興味を示してもしばらく動かさない

飼い主の手に、猫が慣れてきたら、クンクンとニオイを嗅ぎだすはずです。ですが、まだしばらくは動かさず、様子をうかがってみてください。しばらくして、大丈夫そうだと感じたら、ゆっくりと猫の体を触ります。比較的喜んでくれる場所はお尻です。包むように優しくゆっくりと触ってみましょう。喜んでくれたら、おでこを触ってみてください。

怖がりな新しい猫を迎え入れる場合はしばらくケージ越しの生活を

焦らずじっくり先住猫や飼い主に慣れてもらうことから始めよう

新しい猫が恐怖心でいっぱいの状態のときは、無理に触ったり、先住猫と引き合わせてもいいことはありません。まずは新しい猫が安心できるよう、ケージを用意して、縄張りを作ってあげましょう。出入り口以外は、タオルをかけるなどしてあげることで、猫としてはより安心感を得ることができます。新しい家に慣れてくれるまでは、しばらくそのまま様子を見ましょう。

飼い主は、猫が慣れるまで空気のような存在になることが重要です。新しい猫の目を凝視したりせず、猫の近くにはいっても、無関心を装いましょう。できるだけのんびりした空気を出すことがポイントです。猫は人間の気配に敏感なので、飼い主がのんびりしていることが分かれば、警戒心を解きやすくなります。先住猫との引き合わせも、飼い主がケージの近くにいて、新しい猫がケージの中にいる状態のリラックスしたときを狙いましょう。

また、猫が触られることを怖がる場合は、まずは飼い主の手に慣れてもらうようにしましょう。ご飯皿を差し入れるときも、必要以上に動かさないように工夫してみてください。手の存在になれて、ニオイを嗅ぎだしたら、慣れてきた証拠です。少しずつ、猫との距離を縮めてみてください。怖がりな猫も、「ここは安心」と思えれば慣れてくれるはずです。少しでも早く安全だと感じてもらえるように、飼い主は焦らずじっくり、待っていてあげることが重要です。

新しい猫が怖がりだったときの飼い主の対処方法

  • 新しい猫が怖がっていると分かったら、まずはケージに入れて慣れるまで生活させよう。タオルなどを使って、出入り口だけ見える状態にしてあげると、より効果的。
  • 慣れてきたらケージを開放し、猫が自由に外へ出られるようにしておこう。ただし、何かあったときはすぐに猫が逃げ込めるよう、ケージはそのまま残しておくこと。
  • 飼い主は、新しい猫が慣れるまで目と目を合わせないように意識しよう。猫は気配に敏感なので、なるべく「無関心」を装うことが大切。猫の近くにはいっても、猫に構わず昼寝するなどして、「空気」のような存在でいられればベスト。
  • 新しい猫に引き合わせるタイミングは、飼い主がケージの近くでゴロゴロしているときがベター。引き合わせたあとは猫同士に任せよう。
  • 猫が触られることも怖がるようであれば、まずは飼い主の手に慣れてもらおう。ご飯皿を差し入れるとき、なるべく腕や手を動かさないようにして、ニオイを嗅いでくれるようになるまで、焦らずじっくり待とう。

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