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犬のQ&A|日常生活でこんな不安や疑問を持った時の対処方法

日常Q&A

犬と暮らし始めると、会話ができない分ちょっとしたことでも「大丈夫かな?」と心配になっていまいますよね。そんな心配事や、しつけの面での不安など、日常生活の中で起こりやすい疑問の解消方法についてまとめてみました。

愛犬がずっと寝てる・・・これって具合が悪い?

子犬の場合は特に、いつ見ても寝姿ばかりでこんなに眠ってばかりで大丈夫?と不安になることはありませんか?抱っこしてみるとなんだか体温が高い気がすると余計に心配になりますよね。

呼吸が乱れていないかチェック

寝てばかりで大丈夫かな、と思ったらまずは呼吸が変に乱れていないか、よだれを垂らしていないかどうかを確認してみてください。基本的にそうした症状がなければ見守っていて大丈夫です。

子犬の頃は眠ることが仕事

赤ちゃんも「寝る子は育つ」と言われますが、それは犬でも一緒です。子犬の頃は1日18時間くらい眠ることも多々あります。そのため、呼吸の乱れや明らかにぐったりしてよだれを垂らしているなどの異常が見られなければ、そのままにしておいてあげましょう。反対に、子犬なのにあまり睡眠をとらない方が心配です。そうした様子が見られるときは、家の状態を見直し、ゆっくり眠れるような環境づくりをしてあげましょう。

犬の体温は人間より高い

犬を抱っこすると、意外に体温が高くてびっくりすることも多いのではないでしょうか。「元気そうに見えるけど、こんなに熱い体はもしかして風邪?」と最初は不安になるかもしれません。実は犬の体温は通常38度程度と、人間より高くなっています。抱っこすると余計にその体温を感じやすく、心配になりますが元気そうにしていれば問題ありません。

ただ、犬は人間と違って「汗をかく」ということができません。そのため、自分で体温調節することが困難です。それを理解した上で、暑い夏は冷却シートをベッドに敷いてあげたり、寒い冬はペットヒーターで温めてあげたりと、こちらができるだけ快適に過ごせるよう気を付けてあげる必要があります。

この症状は熱中症かも

夏の季節に、いつもより呼吸が早くて乱れていたり、口からよだれを垂らしてぐったりしているなどの様子が見られるときは、熱中症の可能性があります。あるいは歩こうとしてもフラフラしてしまう、などの症状が現れるかもしれません。少しでも「変だな」と思ったら、冷却材や氷水を入れた袋などを使って犬の体温を下げるよう応急処置をしましょう。あまりにひどい場合はすぐに病院に行きましょう。

そのまま状態が落ち着いた場合でも、様子を見て一度病院を受診しておくと安心です。注意したいことは「熱中症かも」と思っても、人間用の解熱剤を飲まさないようにすることです。犬に人の薬を与えるのは危険なので、やめましょう。

日常生活で起きてしまった緊急事態の対処方法

生活していると、思わぬことで事故が起こることもあります。そんな緊急事態のときは迅速に対応することが求められます。

応急処置をしたら病院へ

事故が起こったときは、とりあえず家でできる処置だけをして、すぐに病院へ連れて行きましょう。

異物を飲み込んだ時や挟まった時

生活していく中で、ペットボトルのフタなどの固形物を誤って飲み込んでしまったり、ドアに挟まったりなどの事故が起こる可能性があります。もし固形物を飲み込んだ場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。薬品など液体を飲み込んだときは卵白かオリーブ油を中和剤として飲ませてから病院へ行きましょう。液体の場合、無理に吐き出させると食道や気管を傷めることがあるからです。

また、もし大量のよだれを垂らしたり、口の周りで前足をばたつかせているときは、異物が歯や歯茎の間に挟まっている可能性があります。早急に取り除くことが大切ですが、糸の場合は臓器に引っかかっていることもあるため、動物病院で診てもらうのが安全です。

感電、ヤケドをしたとき

犬はロープなど紐が大好きなので、放っておくと電気コードなどをかじることがあります。そしてそれによって感電する場合も。もし感電した場合はまず先に、すぐコンセントを抜くようにしてください。慌てて犬を抱き上げたりすると、犬を通して自分まで感電してしまう恐れがあります。そして犬の様子を見て、口にやけどをしているようだったり、重症と見られる場合はすぐ病院に連れていきましょう。

ヤケドの場合はすぐに氷や冷水を使って患部を冷やしましょう。重症の場合は、ショック状態に陥ることもあるため、嚙まれないよう口輪もします。そうした応急処置が終わったら速やかに病院を受診しましょう。

危険なものは目につかないところへ

こうした緊急事態は気を付けていても起こる可能性があるとはいえ、それでも普段からなるべく危険のない環境づくりをしてあげることが大切です。例えば電気コードは見えないところへまとめておいたり、変なものを飲み込んだりしないようゴミ箱も蓋つきにして目につかないところへ置くようにします。その他、サークルから出ているときにアイロンはかけないなど、ちょっとした配慮で事故を防げる場合もあります。

犬を飼いだして起こりやすい不安や悩み

犬を連れて帰ってきてしばらくしても、あまりご飯を食べなくて不安になったり、しつけが思うようにいかなかったりすることがあります。そんなときに試してみたいいくつかの方法をご紹介します。

ちょっとした一工夫で解決することも

それまでは大きな悩みだったことも、ちょっとした工夫を加えることで解決することがあります。

ご飯を食べないときは他の種類も混ぜてみる

一般的に犬のご飯には、手軽なドライフードタイプを用いられます。ただ、犬によってはあまり好んで食べてくれないことも・・・。そんなときは「ウェットタイプ」と呼ばれる水分の多い柔らかいご飯を少し混ぜてみてください。風味や食感が変わるので食べてくれるようになるかもしれません。

もしかしたらいつもの味に飽きただけということも考えられますが、それ以外にも環境の変化や疲労がたまることによって、ストレスを感じたり食欲がなくなることがあります。食欲不振のときはウェットタイプのものを加えることで、少しの量でも栄養価アップにつながります。ペースト状になっているものもあるので、手軽に加えられるのも魅力的です。最初はガツガツ食べてくれたのに、最近あんまりだなと思ったら一度試してみてください。

散歩中には気を引けるグッズを持ち歩こう

散歩のときに起こりがちな悩みが、リードを引っ張って興味のあるところへ行こうとするクセです。本来は飼い主に合わせて歩いてくれるのが望ましいですが、なかなかすぐには難しいですよね。とはいえ、子犬のうちにしつけることが肝心なので、諦めるわけにはいきません。

リードを引っ張られて困る場合は、お気に入りのおもちゃで気を引く、という方法があります。興味があるからリードを引っ張ってまで行こうとするので、逆にこちらがお気に入りのおもちゃを見せて気を引けば、きちんと歩いてくれるかもしれません。少し荷物は増えますが、色々持ち歩きつつ散歩タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

気になるニオイには消臭グッズを活用

生活していて意外と気になるのが犬のニオイ、という方も多いはず。かわいい家族ですが、それだけはどうしようもないですよね。定期的に洗うといっても毎日は難しいことも多いので、思い切って消臭グッズを活用するのがおすすめです。部屋全体の消臭ができる空気清浄機を使用したり、お手入れ用品に消臭効果のあるものを取り入れたりと工夫してみましょう。さらに、こまめに換気することも大切です。

明らかな犬の異常がなければ見守ってあげよう

犬は言葉を話せない分、こちらが一層気を付けてあげる必要があります。とはいえ心配しすぎてもこちらの体力が消耗してしまいます。呼吸の乱れなど明らかな異常が見られなければ、意外と心配ないことも多くあります。

解決しないときはペットショップや獣医さんに相談を

様子を見て解決することも多い反面、事故など緊急のときは、応急処置だけしてすみやかに病院へ受診することが第一です。そうした判断を自分でするのが難しい場合は、緊急性に応じてペットショップや獣医さんに相談するようにしましょう。

この記事のポイント

この記事のポイントは次の通りです。

  • 犬は元々体温が高く、子犬や老犬の場合眠る時間の方が長いことも多い。その上で「なんだか様子がおかしいな」と思ったら、まずは呼吸の乱れや、口元からよだれを大量に垂らしていないかチェックしてみよう。
  • 異物を飲み込んだり、ヤケドしたときなどの緊急事態が起こった場合は、応急処置をしてすぐに病院へ。
  • 食欲がないようであれば、様子を見て他の種類も混ぜてみる
  • 困った行動や気になるニオイにはおもちゃや便利グッズを活用しよう

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