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犬とさらに仲良く楽しく過ごすために「犬のしたいこと・してほしいこと」を知っておこう!

抱っこされた犬

犬とコミュニケーションを取るには、犬の気持ちを分かる限り理解してあげることがポイントです。より理解をしてあげるために今回は、こんな表情やしぐさをしているときはこういった気持ち、というものをいくつかご紹介します。これを知っておけば犬と過ごす時間がさらに楽しくなれることでしょう。

こんなことを「してほしい」

犬がされて嬉しいことは、人間と似ている部分があります。それをしてあげれば、より仲良くなれる可能性大!

コミュニケーションを取れば取るほど、仲良くなれるチャンス

意外かもしれませんが犬にもちゃんと表情があります。しかも表情は、コミュニケーションを取ることによって、よりはっきり表れてくるものです。様々な表情が見られるようにぜひ、できるだけふれあいの時間を持ってあげてください。

触ってもらうのが大好き

基本的に犬は触られるのが大好きです。触るときは優しく、愛情を持ってなでるようにしましょう。また、犬によっては顔やおなかなど、触られるのを嫌がる部分もあります。嫌がるそぶりを見せたら無理に触らないようにしましょう。

一緒に遊ぼう

一緒に遊んでもらうことも、犬にとっては嬉しいことです。元々集団で生活していた動物なので、誰かが一緒にいてくれることで安心します。そのため、できる限り、短時間でいいので遊び相手になる時間を作ってあげましょう。

話しかけて、コミュニケーションをとろう

言葉は通じなくても、犬はいつも私たちの気持ちを敏感に察知しています。遊ぶのももちろんですが、遊ぶ時間が取れないときは話しかけてあげるだけでも十分です。そうやってコミュニケーションをたくさん取れば取るほど、犬も表情豊かになっていくはずです。

人とはちょっと違う犬の「したいこと」

犬には人とはちょっと違う、好きなことがあります。それは犬が本来持っている習性によるものです。時には困った行動になることもありますが、それが問題行動にならないよう私たちがコントロールして上手に欲求を満たしてあげましょう。

犬にとっては普通の行動

犬が「したくなる」行動には次のようなことがあります。人間には理解できませんが犬にとっては普通の欲求です。

ニオイをかぐ

犬にとって、ニオイをかぐ行為は普通の欲求です。例えば散歩などで外に出れば、クンクンと私たちには分からないニオイをかいでいることもしばしば・・・「いったい何があるのだろう?」と不思議ではありますが、そこが安全で迷惑にならない場所であれば、思う存分かがせてあげましょう。ただ、知らない人や散歩中の犬の臭いをかぎに行こうとすることがありますが、好ましく思わない人もいるので、そのときは速やかに別の場所へ移動させましょう。

穴を掘る

犬は穴を掘るのが大好きです。これも犬の習性なので、迷惑にならない場所であれば好きにさせてあげましょう。ただ、家の中ではじゅうたんや畳を台無しにする可能性があります。せっかくのマットをボロボロにされると大変なので、気になる場合はあらかじめ毛足の短いカーペットなどに変えるなど工夫してみてください。

かじる

犬はじゃれるときも甘噛みをするくらい、かじることが大好きです。とはいえ、これも度が過ぎると考え物。特に甘噛みだったのが夢中になりすぎて強く噛んでしまったり、何かの拍子でスイッチが入り本気で嚙んだりするととても危険です。甘噛みをしてきたら手などではなく、おもちゃを与えたりして十分に「かじりたい」欲求を満たしてあげましょう。

犬が触られて嬉しいところをなでてあげよう

人それぞれ触られると嬉しい部分、あるいは嫌な部分というものがありますが、犬も同じです。早く仲良くなるためには、あらかじめ犬が触られて嬉しい部分を知っておきましょう。

優しくなでるのがポイント

いくら触られて嬉しい部分といっても、いきなり乱暴に触られると犬もびっくりしてしまいます。触るときはなるべく優しくするよう意識して、次のポイントを中心になでてあげましょう。

犬の手や足が届かないところが気持ちいいポイント

犬が触られるのを好むのは、自分では届かない部分と考えると分かりやすいです。例えばアゴやアゴ下の部分は思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。また、頭の上も手足が届きにくい場所です。やさしい言葉をかけながら目をみて笑顔でなでてあげるとコミュニケーションが取りやすくなります。

最初は毛並みを整える程度に、慣れればマッサージも兼ねて

触ったりなでたりすることは、犬との信頼関係が必要です。犬によっては喜ぶといわれている背中でも、触られるのを嫌がる可能性があります。そんなときは最初から一気にコミュニケーションを取ろうとせずに、時間をかけて徐々に信頼関係を作っていきましょう。最初は毛並みを整える程度に毛の流れや体の線に沿ってそっとなでてあげるくらいでも十分です。

緊張もほぐれお互いに馴れてきたら、お腹をなでてあげたり、抱っこしてあげたりしましょう。さらにお互いに心を開いたら、耳の後ろから背中にかけてのリンパ、わきの下、後ろ足の付け根や眉間から鼻にかけてマッサージしてあげるとさらに喜ぶでしょう。

注意!触られたくない部分も

触られて嬉しい部分がある反面、できれば触られたくない部分もあります。例えばしっぽがその一つです。ふさふさしていて、私たちからするとつい触りたくなりますが、犬にとっては敏感な部分。慣れないうちは触らないようにしましょう。また、口や足のつま先、鼻と言った部分も触れるのが苦手な部分です。慣れて来たら触らせてくれますが、コミュニケーションを取り始めのころは触ろうとするとほとんどの犬が嫌がります。

基本的には触ろうとして犬が嫌がった部分は、無理に触らないことが重要です。そして嫌がられたからといって、がっかりしたり怖がる必要もありません。最初は嫌がっていても、そのうち触らせてくれるようになることがほとんどですので、時間をかけて徐々に仲良くなっていければそれでOKです。

犬と仲良くなるために気を付けたいこと

いくら徐々に仲良くなろう、と思っていても、接し方によってはいつまでたっても仲良くなれない可能性もあります。そんな気を付けたいポイントについても知っておきましょう。

なんでもやりすぎはNG!程よい距離感を

犬と早く仲良くなるためには、程よい距離感を保つことが一番です。犬の様子を見て上手に付き合いましょう。

ずっと触り続けると嫌がられることもある

いくらコミュニケーションが大切と言っても、ずーっと触り続けることは犬にとってストレスになることもあります。眠たそうにしているときや、嫌がるときなどはそっとしておいてあげる方がベター。休ませるときは休ませてあげて、メリハリをつけることも大切なことです。

乱暴に触ったり、威圧感を与えないこと

特に小さい子どもの場合、犬との接し方が分からずしっぽを引っ張ったり、叩いたりすることがあります。そんな場面に遭遇したら、優しく接することや力加減に気を付けるよう、子供に教えてあげましょう。また、犬にとって「頭上から手を伸ばされること」というのは、恐怖を感じる行為です。犬の気持ちを考えずに触り続けるのは、せっかく仲良くなりたくて触ってあげていても、反対にどんどん距離が開いてしまう可能性があります。犬を触るときは、しゃがんだり床に座るなどして、目線を近づけて接することがポイントです。

体の一部をつかんで持ち上げるのは絶対にNG

小型犬など体が小さければ、ひょいっと持ち上げられてしまいますが、持ち上げ方にも注意が必要です。例えば体の一部だけをつかんで持ち上げたりすると、犬に怖い思いをさせるだけでなく、そこだけに力がかかって傷を負わせたり落としてケガをさせる恐れがあります。特に犬は前足が弱いので注意しましょう。

正しい接し方で犬とコミュニケーションを取ろう

犬とのコミュニケーションは仲良くなるために大切なことです。ただ、犬が嫌がったり、怖い思いをさせるような接し方にならないよう注意する必要があります。

最初は触らせてもらえなくても大丈夫

犬によっては、「触られるのが好き」とされる部分でも、慣れないうちは触られるのを嫌がることがあります。そんなときは、無理に触ろうとしなくても構いません。犬とのコミュニケーションは話しかけたり、遊んでほしいときに一緒に遊んであげることで十分とることができます。まずはそこからお互いに慣れていき、そのうち触らせてくれる部分を優しくなでてあげたりして徐々に距離を縮めていきましょう。

この記事のポイント

この記事のポイントは次の通りです。

  • 犬がしたいこと・してほしいことを知った上でコミュニケーションをとればさらに仲良くなれる
  • 犬は触られたり、一緒に遊んでくれることが大好き。それが難しい場合は話しかけるだけでも十分コミュニケーションになる
  • 犬はニオイをかぐ、穴を掘る、かじるといった行動が大好き。
  • 犬を触るときは最初は毛並みを整える程度に優しくなでよう。慣れてきたら様子を見て犬の手の届きづらい部分をなでてあげたり、マッサージしてあげよう。
  • 犬にとっては触られるのが嫌な部分もあるので、無理に触ったり長時間構うことは避けよう。何事もやりすぎないことがポイント。

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