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猫のこんなボディランゲージに注目!|猫の行動・しぐさを知ればもっと仲良くなれるはず

猫ボディランゲージ

日々猫と暮らしていると、表情やしぐさ、行動などたくさんの表情を私たちに見せてくれます。その1つ1つの意味を知ることにより、猫が今どんな気持ちかをより理解し、更にコミュニケーションが取れるようになります。

興味シンシン、好奇心いっぱいの時の猫の行動

何かに興味を持っているとき、興奮しているときの猫は体に力が入った状態。じーっとこちらを見つめてくることが多くあります。

好奇心いっぱいのときの猫の表情・しぐさとは

猫は喋ることができませんが、ちょっとした表情やしぐさ、鳴き声の違いで表現しています。何か気になる対象物を見つけたときの様子について、見ていきましょう。

耳もおひげもピーンとまっすぐ

興味しんしんのときの猫の耳は、まっすぐ前を向いてピンと立った状態です。耳と同様に、ひげもピーンを横にまっすぐ伸びた状態で、体に力が入っている様子がうかがえます。特に好奇心いっぱいになったときは、目も瞳孔が開いてまんまるに。

しっぽの先がピクピク

全身を見ると、しっぽが立っていたり、しっぽの先の方がぴくぴく動いていることが多くあります。興奮を隠せない様子、といったところでしょうか。

気分が乗ってくるとゴロゴロ言うことも

猫がノドを鳴らすのはご機嫌なとき、というイメージがありますが興味や好奇心いっぱいで、気分が乗ってきたときにもゴロゴロ鳴らすことがあります。また、興奮が極限まで達したときは「カカカッ」といった声を出すことも。おもちゃで遊んでいるときなどに、ときどき聞くことができます。そのおもちゃに夢中になっている証拠ですね。

猫のそのしぐさは「ご挨拶」のしるしかも

猫の親愛のしるしにはいくつかありますが、挨拶もその一つです。一見怒っているように見えるしぐさでも、実は愛情表現の場合もあるので、しっかり受け止めてあげましょう。

挨拶してくれるときの猫の表情・しぐさとは

猫同士の挨拶や、私たちへの声かけなど、猫ならではのコミュニケーションの取り方があります。「

頭をかしげたり、上げたり

猫と猫が出会ったとき、首をかしげるようなしぐさをすることがあります。これが猫流挨拶の一つ。「ケンカする気はないよ」という表現方法なのです。同じような意味で、頭を上げたりすることもあります。

猫の挨拶

頭をスリスリ、しっぽはピーン

さらに親密な挨拶表現として、頭をこすりつけるようにスリスリしてくることがあります。猫同士でも見られますし、私たちにしてくれることもありますよね。これは本来マーキングの一つで、アゴや頬から出る分泌物を相手に付けて、自分のニオイづけをする行動です。飼い主にする場合は、自分のニオイをつけることにより安心したり、親愛の気持ちを表しているのです。

挨拶をするときも興味や好奇心を持っているとき同様、しっぽは立てていることがほとんどです。一見威嚇の意味もありそうですが、猫は興味のあるものに対して攻撃する気がないときは、しっぽを立てます。

語尾を短く「ニャッ」

猫といえば「ニャー」と鳴くイメージですが、挨拶をしてくれるときは語尾を伸ばさず、軽く「ニャッ」と鳴きます。もしこのような挨拶をしてきたときは、こちらも元気に挨拶を返してあげましょう。

リラックスしている愛猫、時にはおねだりしてくることも

自分のテリトリーで猫が落ち着いて安心できているときは、どことなくゆったりした印象に変わります。時には鳴き声で私たちに甘えてくれることもありますよ。

リラックスしているとき、おねだりしてくるときの猫の表情・しぐさとは

座り方一つで猫のリラックス具合が分かることもあります。安心していたり、おねだりしているときは、心なしかいつもより表情も和らいでいるように見えます。ただし、舌で唇を舐めているときは要注意。お腹が空いた、あるいは口が乾いたというサインのように見えますが、吐き気がするときのサインなのです。そうでなくとも「ストレスを感じている」場合によく見られる行動なので、そんな様子が見られたら、猫が落ち着いて過ごせる環境かどうか見直してあげてください。

おなかを見せた座り方は信頼の証

一般的に猫がリラックスしているときは、足を体の中に折りたたんだ「箱座り」と呼ばれる座り方をします。そして、さらに安心するとおなかを見せて横になったり、手足もだら~んと伸ばした状態にすることも。猫にとっておなかは本来守るべきところなので、それを見せてくれるということは本当に安心している証拠です。飼い主にしてみたら最高の信頼関係の証と言えますね。

ただ、おなかを見せてくれているからと撫でようとすると嫌がられることも・・・。猫によっては喜んでくれることもありますが、個体差があるので触るときは様子を見ながらにしましょう。

猫リラックス

力が抜けてゆったり瞬き

リラックスしているときの猫の表情は、力が抜けた自然な状態。目はやや閉じ気味だったり、ゆったり瞬きをしたりと安心した様子を見せてくれます。ヒゲも力を入れずそのままの状態です。よく見てみると、しっぽはユラユラ揺らして遊んでいることもあります。

触りすぎると嚙まれるかも

リラックスしているときの猫は、心身ともに穏やかな状態のため、触っても許してくれたり喜んでくれます。ただやりすぎると嚙まれることも。これは「十分触ってくれたから、もういいよ!これ以上はしつこい!」という気持ちの表れです。「さっきまで喜んでゴロゴロしてくれたのに、なぜ?」と悲しくなるかもしれませんが、それも猫の性格と受け入れましょう。

また、飼い主が触ったあと全力で体を毛づくろいを始めることもあります。これは、自分についた飼い主のニオイを消すための行動です。「あんなに甘えてくれたのに・・・」とショックな気持ちになるかもしれませんが、こちらも猫ならではのこだわりと思って受け入れてあげてください。

甘えてきたリ、催促してみたり

挨拶のときは「ニャッ」と短く言いますが、甘えたり、なにかおねだりしてくるときは「ニャー」と語尾を伸ばします。もちろん、ただ呼びかけているだけのときもありますが、もしかしたらご飯がほしかったり、遊んでほしいという催促かもしれません。特に、ご飯がほしいときはスリスリ体をこすりつけてくることもあります。このような時は、そっと撫でて構ってあげましょう。もし、完全に目を閉じてゴロゴロしだしたら、満足して相当リラックスしている証拠です。

不安や恐怖を感じたときの猫の行動

怪しいものや、見知らぬもの対して不安な気持ちや恐怖心が生まれたときは、おびえたり相手を威嚇したりと猫特有の行動を起こします。

怖いときや不安なときの表情やしぐさとは

自分にとってよくわからないものに出会ったとき、どうするかは猫の性格や心理状態によって変わってきます。

ひげの動きで分かる集中力

リラックスしているときの状態から、何か見知らぬものや警戒しなければならないものを見つけたとき、猫のひげは先端が鼻の前に向きます。これは集中力が高まっているしるし。「敵」の動きに全神経を向けている証拠です。

猫驚き警戒

色んな威嚇の仕方

相手に対して威嚇を行うときは、いくつかの行動パターンが見られます。

  • 口を大きく開けて牙を見せ、目は瞳孔が開き耳は後ろに、体を低く倒す。
  • 全身の毛を逆立てて自分を大きく見せる。
  • 地面にふせて、耳を後ろに倒し、ヒゲを逆立ててしっぽは体に巻き込む。

牙を見せて体を低く倒しながら進んでいるときは、「攻撃準備はできてるぞ」というサインです。前足を使って威嚇することもあります。さらに毛を逆立てているときは、「近寄るな!」「いつでも戦えるぞ!」と言っているとき。猫同士の縄張り争いでもたびたび見られる光景です。しっぽも大きくふくらみます。

その状態で、斜めに走り出すこともあります。見ているとちょっと面白いと思ってしまう独特な走り方です。この行動は相手を威嚇しながら自分の身を守ろうとしているときです。「こ、怖いけど・・・攻撃してくるなら応戦するよ!」という気持ちでしょうか。毛を逆立てているときは、実は内心かなりのパニック状態。なんとか自分を大きく見せて「ハッタリ」をかましています。そしてどんなことをしても身を守ろうとしているので、下手に触ろうとするとケガをするかもしれません。注意しましょう。

反対に、恐怖心の方が勝ったときは地面に体や耳を低く伏せ、身を守るような状態に。しっぽも足の間に入れてしまいます。その姿勢で「フーッ」と威嚇してくることがありますが、恐怖心が強いと、力なく鳴くだけということも。威嚇するときと同様、瞳孔は開いていますが動揺している様子がうかがえます。時には、いつでもお腹を見せて「降参!」と言える姿勢を取れるように準備していることもあります。

あまりにも怖いときは逃げ出しますが、それができないときは「逃げたいけど怖くて逃げられない・・・」とでもいうように、こうした姿勢を取ることがあります。もし猫がこうした姿勢を取っている時は、刺激せずそっとしておいてあげましょう。

攻撃する気満々のときほど大きな声で威嚇

威嚇するときの鳴き声は、基本は「シャーッ」といった強く、鋭い声を出します。気に入らない相手に出会った時にも、こうした声を出すことがあります。さらに気持ちが高ぶると「ギャーッ」という激しい声になったり、発情期のように「オアーン!」と大きく甲高い声を出すこともあります。

威嚇する猫

猫が怒っている時は目が細くなる

威嚇しても相手がさらに調子に乗ってきて、猫の中で怒りに変わったときは、また違う行動を取ります。

怒っているときの表情・しぐさとは

警戒や威嚇、恐怖心を通り越して怒っているときの猫は、イライラした様子に変化します。

まんまるから細い目へと変化

気になるものや警戒するべきものを見つけたときの猫の目は、瞳孔が開いてより集中して見ようとしますが、怒ったときは瞳孔が閉じ、縦に細く変化します。見た目も怖い感じになるのですぐに分かります。耳は伏せた状態というより、後ろ向きに立てたような状態になり、ヒゲはハの字になります。

イライラ・・・しっぽを貧乏ゆすり

猫の気持ちはしっぽに表れることが多くありますが、イライラし始めるとしっぽを貧乏ゆすりのように動かします。また、しっぽの先が逆立ちS字になったときは怒っているとき。怒りがおさまるまで刺激しないようにしましょう。

「ギャー!」激しく鳴くことも

威嚇しているときと同様、怒っているときは大きな声で「ギャー!」と鳴くことがあります。時には激しく、恐ろしい声で鳴くことも・・・こんなときは「触らぬ神に祟りなし」、怒りが静まるまでそっとしておく方が無難です。

意外にも猫の表情は豊か

気ままであまり表情を出さないように思われがちな猫ですが、私たちが気づかないだけで意外と色んな表情を見せてくれているのです。

表情やしぐさが読み取れるようになれば、もっと親密になれるはず

一見怒っているように見えるものが実は挨拶だったり、ものすごい毛を逆立てているのに内心は怖がっていたり・・・猫の気持ちは見た目とは裏腹ということもあります。

  • しっぽや耳がピンと立っているときは興味や好奇心を抱いている可能性大。時には頭をこすりつけるようにスリスリして挨拶をしてくれていることも。
  • おなかを見せて座っているときは、その場所が猫にとって安心出来るという信頼がある証。優しく触るなど、コミュニケーションをとろう。ただし触りすぎは注意。
  • 威嚇するときは色んなパターンで敵を威嚇する。ただし毛を逆立てたり、斜め走りをしているときは内心逃げたい気持ちでいっぱいだったり、パニックになっていることも。
  • 不安なとき、恐怖心が強すぎるときは逃げ出すことも出来ず、その場で体を低く伏せることが多い。落ち着くまでそっとしておいてあげよう。
  • 怒っているときの猫は対処不可能。落ち着くまで触らないのが一番。

おなかを見せてくれても触られるのは嫌だったり、猫の性格によっても行動と気持ちが異なる場合があります。あくまでご紹介したものは一般的な猫のボディランゲージですので、うちの猫はどうかな?と観察してみてください。そうすれば、今まで以上に猫の気持ちを分かってあげられますね。

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